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当記事では、人気が高いインコ・オウム10選について解説しています。それぞれの特徴や歴史、性格、価格についてまとめているので、インコやオウムを飼ってみたい人や自分が飼っているインコやオウムについて詳しく知りたい人は、是非最後までご覧ください。
セキセイインコ
【特徴】:鳥網インコ目インコ科セキセイインコ属に分類される小型のインコ
分布(オーストラリアを中心にほぼ全域)
体長18~23㎝ 体重30~40g 寿命7~10年(ギネス記録は30歳)
カラーバリエーションが豊かで5000品種以上存在する。
小型のインコの中で最もしゃべるのが得意。
【歴史】:イギリス人のジョージ・ショーによって初めて紹介され、19世紀半ばにイギリス人のジョン・グルードがオーストラリア生息していたセキセイインコを母国に持ち帰り、ヨーロッパ中で人気が高まった。日本には明治時代に輸入され、そのカラフルで愛らしい外見と人懐っこい性格からペットとしての飼育が盛んになり、その後、インコブームの到来により更に人気が高まった。現在、世界では犬猫に次ぎ、3番目に人気の高いペットとして知られている。
【性格】:人懐っこく好奇心旺盛、飼い主に忠実でおしゃべりが得意で遊ぶのが好き。
マイペースな一面があるが陽気でコミュニケーション能力が高い。
基本的に個性豊かで穏やかな子が多い。
【価格】:約3000~10000円
オカメインコ
【特徴】:オウム目オウム科に分類される中型のオウム
分布(オーストラリア大陸の内陸部)
体長30~35㎝ 体重80~100g 寿命15~25年(稀に30年以上生きる)
冠羽と頬にあるオレンジ色の羽毛が特徴的。オウムの中で最小。
雷など急に大きな音がするとオカメパニックを起こす場合がある。
【歴史】:18世紀後半、イギリス人のロバート・カーがオーストラリアに生息していたオカメインコを母国に持ち帰り、ペットとして広まった。20世紀半ばになると品種改良も行われ、現在では10種類以上の品種が存在する。日本には明治時代に輸入されたがセキセイインコなどと比べるとあまり人気が出ず、昭和時代までセキセイインコの10倍以上の値段で販売されていた。その後、インコブームが到来しオカメインコはセキセイインコの次に人気が高くなった。
【性格】:繊細で優しい、飼い主とのスキンシップが好きで懐きやすい。
寂しがり屋な一面がありで甘えん坊。賢く温厚で初心者でも飼いやすい。
オスはおしゃべりで活動的。メスは大人しく静か。
【価格】:7000~40000円
コガネメキシコインコ
【特徴】:オウム目インコ科に分類される中型のインコ。
体長28~32㎝ 体重100~120g 寿命15~30年(野生では25~30年)
メキシコインコの名がついているが、メキシコには生息していない。
雛の時は背中の羽が黄色と緑の斑模様だが、成鳥になると黄金の羽に変化する。
【歴史】:コガネメキシコインコは18世紀半ばにスウェーデン人のカール・リンネが出版した「Systema Naturae」第10版に記載されている。日本には昭和時代に輸入され、ペットとしての歴史は浅いがその鮮やかな外見から人気が高い。しかし、現在では過度な乱獲により数が減少しており、絶滅に危機に瀕している。その為、野鳥保護法が制定され、アメリカやEU(欧州連合)では輸入が禁止されている。今日では飼育下で繁殖したものを販売することが多い。
【性格】:エネルギッシュで甘えん坊、寂しがり屋で飼い主の傍にいたがる。
おしゃべりは得意ではないが、器用で芸を覚えることができる。
感情豊かでスキンシップが多い。遊ぶのが好き。
【価格】:80000~150000円
ワカケホンセイインコ
【特徴】:オウム目インコ科に分類される中型のインコ
分布(南アジア、西アジア、アフリカ中部)
体長37~40㎝ 体重120~130g 寿命25~30年
リングネックパラキートとも呼ばれている。
多数の言葉を覚え、ワカケダンスといった面白い行動をとる。
【歴史】:ワカケホンセイインコはヨーロッパで最初に存在が認知されたインコで、多くの学者に知られていたが、実際に見た人は少なかったされている。16世紀頃にはスイス人のコンラート・ゲスナーが出版した「動物史」の中に登場している。18世紀頃にギリシャに持ち込まれ、一部の間で飼育されていた。19世紀頃にヨハン・マテウス・ベヒシュタインによって正式に紹介され、一般化していった。日本には昭和時代から輸入され人気が高まっていった。
【性格】:神経質で人見知り、知らない人には攻撃的になる場合がある。
とても知能が高くて人の顔を判別することができる。
優しくして接してくれる人に懐く傾向がある。
【価格】:20000~40000円
コザクラインコ
【特徴】:オウム目インコ科ボタンインコ属分類される小型のインコ
分布(アフリカ南西部ナミビア共和国の半乾燥地域)
体長15~18㎝ 体重40~60g 寿命5~15年(稀に20年以上生きる)
パートナーへの愛情が深い事から「ラブバード」と呼ばれている。
野生では巣穴で暮らしているので、止まり木で寝ないことが多い。
【歴史】:19世紀前半ににフランス人のルイ・ピエール・ヴィエイヨにより存在が知らされ、人懐っこく可愛らしい外見から、現在では世界中で人気になった。日本には大正時代にアフリカの鳥として紹介されたが、当時はとても高級で一般人は飼うことができなかった。一般化していったのは昭和時代になってからされているがボタンインコなどと比べると人気はいまいちだった。平成時代になるとアメリカからバリエーション豊富なコザクラインコが輸入され人気が高まった。
【性格】:愛情深く一途、好きな相手にはベッタリで甘えん坊で嫉妬深い。
好き嫌いがが激しく、嫌いな人には攻撃的になる場合がある。
基本的に人慣れしやすく情熱的な子が多い。
【価格】:6000~35000円
モモイロインコ
【特徴】:オウム目オウム科に分類される大型のオウム
分布(オーストラリア全域)
体長35~38㎝ 体重350~400g 寿命30~40年(稀に50年以上生きる)
英語ではGalah(ガラー)といい、アボリジニの言葉が由来。
虹彩の色がオスは茶色、メスは赤色とされている。
【歴史】:19世紀前半にフランス人のルイ・ピエール・ヴィエイヨにより存在が知らされ、現在、世界ではその可愛らしい外見と愛嬌のある性格から人気が高いが、オーストラリアの農家にとっては作物を荒らす害鳥として知られている。モモイロインコは19世紀半ばに人為的にタスマニアに持ち込まれた。日本で飼育され始めた時期については分かっていないが、日本の気候に適応しやすくオウムの中でも飼いやすいため、近年では日本でも人気が高まり、ペットとして注目されている。
【性格】:明るくポジティブ思考、好奇心旺盛で初対面の相手にも友好的。
遊ぶのが好きでスキンシップが激しい、コミュニケーションを大切にする。
怒られてもすぐに忘れるので、躾がしにくい。
【価格】:300000~800000円
ゴシキセイガイインコ
【特徴】:オウム目ヒインコ亜科に分類される中型のインコ
分布(オーストラリア、インドネシア東部、パプアニューギニアなど)
体長25~30㎝ 体重130~140g 寿命15~20年
英語ではRainbow Lorikeet(レインボーロリキート)と呼ばれている。
オスとメスの見た目が同じで、性別の判断がしにくい。
【歴史】:18世紀後半にドイツ人のヨハン・フリードリヒ・グメリンによって正式に登録された。20世紀半ばに西オーストラリア州南西部に誤って放たれ、それ以来害鳥とされている。21世紀になるとオーストラリアのゴシキセイガイインコはココナッツ、レインボー、レッドカラーロリキートの3種類に分けられるようになった。日本で飼育され始めた時期については分かっていないが、現在ではその鮮やかで美しい外見から人気が急激に高まっている。
【性格】:無邪気でフレンドリー、知能が高く言葉を覚えることがある。
強いストレスを感じると狂暴化し嚙んでくる場合がある。
活発的でコミュニケーションをとりたがる。
【価格】:70000~180000円
ヨウム
【特徴】:オウム目インコ科に分類される大型のインコ
分布(アフリカ西海岸の森林地帯、ガーナからビクトリア湖周辺など)
体長28~39㎝ 体重400~500g 寿命40~60年
人間に例えると5歳児くらいの知能があるとされている。
生息地によりサイズが大きく異なるとされている。
【歴史】:18世紀半ばにスウェーデン人のカール・リンネが出版した「Systema Naturae」第10版に記載されている。21世紀にの発表された個体群調査によると20世紀後半から90%以上減少し、絶滅危惧種に認定されている。そのため、近年ではワシントン条約により国際取引が禁止され、販売されているものはブリーダーが繁殖したものに限る。現在、日本ではインコの中でトップクラスの知能と穏やかで飼いやすい性格から人気が高まっている。
【性格】:穏やかで臆病、賢く友好的で他の動物とも仲良くできる。
好奇心旺盛で自己主張が激しく嫉妬深い一面がある。
基本的にデリケートで愛情深い子が多い。
【価格】:400000~700000円
タイハクオウム
【特徴】:鳥綱インコ目オウム科オウム属に分類される大型のオウム
分布(インドネシア)
体長44~55㎝ 体重500~630g 寿命40~60年
【歴史】:18世紀後半にドイツ人のフィリップ・ルートヴィヒ・スタティウス・ミュラーによって初めて紹介され、現在では純白で美しい羽毛と知能の高さから世界中で人気になった。しかし、近年では違法取引の影響により数が減少しており、特にフィリピンへの密輸は全体の40%を占めている。そのため、日本に輸入されるタイハクオウムの数は毎年10羽程度に限定されおり、手に入れるのはとても困難とされている。環境への順応が高く、人に懐きやすい性格から日本でも人気が高い。
【性格】:優しくおっとりしている、比較的大人しく飼いやすい。
賢く記憶力に優れているので、色々な事を学習できる。
基本的に社交的で甘えん坊な子が多い。
【価格】:500000~900000
ルリコンゴウインコ
【特徴】:オウム目インコ科コンゴウインコ属分類される大型のインコ
体長76~86㎝ 体重900~1300g 寿命50~60年(稀に60年以上生きる)
世界最大級のインコの一つと言われている。
生息地によって羽毛にはわずかなバリエーションがあるとされている。
【歴史】:18世紀半ばにスウェーデン人のカール・リンネが出版した「Systema Naturae」第10版に記載され、18世紀後半にフランス人のベルーナル・ジェルマン・ド・ラセペードがコンゴウインコ属という属名を提案した。ルリコンゴウインコは現存する8種のうちの一つである。インコの中でもおしゃべりが得意なのと印象に残る外見から現在では世界中で人気になった。日本では一部の動物園などで見ることができ、愛好家からは非常に人気が高い。
【性格】:大人しく物腰が柔らかい、学習能力が高くいたずら好き。
好奇心旺盛で犬のような性格のインコと言われている。
基本的に甘えん坊で寂しがり屋な子が多い。
【価格】:400000~2000000円
注意点
①インコ・オウムの野生化・・・近年、日本では関東地方を中心にペットとして飼われていたインコ・オウムの一部が野生化し社会問題になっている。特にセキセイインコやワカケホンセイインコは数が激増していて在来種にに多大な影響を及ぼしている。
②鳥インフルエンザ・・・冬に飛来する渡り鳥が日本に鳥インフルエンザを持ち込んでいると考えられている。インコやオウムも感染する危険性があるため、野外には出さずに野鳥との接触を避ける。日光浴をしたい場合は、鳥用の紫外線ライトを使う。
③騒音・・・アパートなどの集合住宅でインコやオウムを飼う場合は隣人との騒音トラブルを避けるために鳥のケージを防音シートで覆う、床や壁に防音材を貼る、躾をしっかりするなどの騒音対策をする。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。今回は人気が高いインコ・オウム10選について解説しました。インコやオウムは性格と外見がバラバラなので、飼う事を検討している場合は、インコやオウムが住みやすい環境を整え、騒音対策、脱出対策などを徹底しましょう。