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当記事では、エミューについて解説しています。特徴、歴史、性格、価格についてまとめているので、興味のある方は是非最後までご覧ください。
エミューの特徴
学名 Dromaius novaehollandiae
分布(オーストラリア)
体高160~200㎝ 体重40~60㎏ 寿命20~30年(飼育下では30年以上生きる場合も)
生態 ・現存する鳥類の中で2番目に大きいといわれている。
・羽が退化しているので飛べず、二足歩行で移動をする。
・頸から頭部にかけて比較的長い羽毛が生えている。
・雄雌で鳴き声が異なり、雄は「ヴー、グー」と低い鳴き声を出し、雌は「ボン……ボボン」とドラムのような鳴き声を出す。
・視力と聴覚が優れており、遠くにいる敵の存在も感知することができる。
・泳くことができるが、洪水が起こった時や川を渡る時以外、泳ぐことはあまりない。
・足がとても速く、最高時速は約50㎞/hといわれている。
・速く走る時に体を安定させるために、翼を羽ばたかせる場合がある。
・水は基本的に一日一回しか飲まないが、機会があれば大量に摂取する。
・食事の際は小さな石を飲み込んで、植物などの餌を粉砕し消化を助ける。
・12月~1月にかけて繁殖ペアを作り、交配は通常4月~6月の間に行われる。
・求愛期間中、雌は攻撃的になり、雄をめぐって争うことも多い。
・地面のくぼみに草、木の棒、葉、樹皮を使って巣を作る。
・一つの巣に複数のエミューが卵を産むことがある。その数は通常15~25個。
・卵が孵化するまで約8週間かかり、雄が飲まず食わずで抱卵する。
・雑食性で主に昆虫、果実、種子、草を食べる。
エミューの歴史
エミューがヨーロッパ人によって初めて発見されたのは、1696年にウィレム・デ・ヴラミング率いるオランダの遠征隊が、2年前に行方不明になったリーダーシップ・ファン・ホランド号の生存者を探すために、ニューホランド(現在のオーストラリア)の西海岸を訪れた時だとされている。イギリスによる植民地支配が本格化した1788年より前には既に東海岸でもエミューの生息が確認されるようになっていた。エミューは1789~1790年にかけて出版されたアーサー・フィリップの著者[Voyage to Botany Bay]で「New Holland cassowary」として初めて言及された。この種は後に、アーサーの本の作成に協力したジョン・レイサムによって現在の名前(Dromaius novaehollandiae)に改名されている。1816年に出版されたルイ・ピエール・ヴィエロットの著書[Analyse d'une nouvelle ornithologie élémentaire]ではエミューについて説明する際に、最初は「Dromiceius」という属名が使用され、後の方では「Dromaius」という属名が使用されている。どちらの綴りを使うべきかは現代でも論争になっているが、分類学の慣習では、明らかな誤植でない限り、名前がそのまま残される。オーストラリア政府のものを含む現代の出版物のほとんどが「Dromaius」の方を使用しており、「Dromiceius」は代替スペルとして言及されている。ヨーロッパ人が入植した当時、カンガルー島、タスマニア島、キング島にもエミューの亜種が生息していたが、現代では絶滅してしまったといわれている。1932年には西オーストラリア州キャンピオン地区でエミューが農地を侵食し始め、小麦などの作物を食い荒らし問題となっていた。そこで、オーストラリア軍が派遣され、エミュー戦争が勃発することとなった。この戦争は最終的にエミュー側の勝利と言える結果に終わっている。
エミューの性格
人に対しては素直で温厚な個体が多いといわれている。*成体は懐きにくい傾向にある
臆病なため、大きな音を聴くとパニックになることがある。
犬猫などの動物に対しては警戒心が強く攻撃的になる場合がある。
エミュー価格
雛は5~10万円 成体は20万円~・・・
エミューを飼育している牧場から飼うのが一般的だが、エキゾチックアニマル専門のペットショップでもたまに販売してることがある。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。今回はエミューについて解説しました。エミューはオーストリアの固有種であり、飛ばない鳥の一員で2番目に大きい鳥類と知られています。人間との関わりも深く、日本ではペットとして飼うこともできます。