『動物園の人気者パンダ』について徹底解説!

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当記事では、ジャイアントパンダについて解説しています。パンダの特徴や進化の過程、その歴史などについて詳しくにまとめていますので、気になる方は是非最後までご覧ください。

 

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ジャイアントパンダの特徴

学名 Ailuropoda melanoleuca

哺乳網食肉目クマ科ジャイアントパンダ

分布(四川省陝西省甘粛省

体長120~150㎝ 体重90~150㎏ 寿命15~25年(ギネス記録は38年)

性質 ・群れを好まず単独で行動し、成熟した個体はそれぞれ縄張りを持っている。

   ・雑食性で竹や笹を主食とし、野菜や果物、ごく稀に昆虫や小動物を食べる。

   ・竹は栄養価が低いため、毎日約12~38㎏の竹を食べて栄養を摂取する必要がある。

   ・パンダの腸の長さは体長の4倍程度とどちらかというと草食動物より肉食動物に近い。

   ・標高1200〜3500mの山岳地帯に生息しているため、寒さに強い。

   ・他のクマ科とは異なり、冬眠はしない。

   ・木登りが得意だが、降りるのは苦手。木に登る理由は主に「休息を取る」「危険から身を守る」ためである。※求愛行動のために登ることも

   ・適温が7〜20℃とされ、飼育下では、外の気温25℃を超えると、冷房の効いた室内で管理する。

   ・色覚を持っており、灰色と様々な色合いを区別できることが確認されている。

   ・メスよりオスの方がやや大きい傾向がある。

   ・繁殖期は3月~5月され、マーキングを行う場合もある。

   ・妊娠期間は3ヶ月〜5ヶ月、長い場合で6ヶ月以上とされている。

   ・1回の出産で1〜2頭、飼育下で3頭の赤ちゃんを産んだ事例がある。

   ・個体差はあるが、パンダは双子が生まれたとしても、基本的に体が丈夫な1頭だけを育てる。

   ・現在、自然界では成獣のパンダに天敵は居ないが、幼獣にはユキヒョウやジャッカルなどの天敵がいる。

ジャイアントパンダの進化の過程 

現代のパンダは竹や笹を主食としているが、食肉目に分類されており、パンダの祖先は元々肉食だったとされている。通説によるとジャイアントパンダの祖先は他のクマ科との共通祖先から約2000万年前(中新世前期)に分岐したとされている。2012年には、パンダの最古の近縁種の歯の化石がスペインでのサラゴサ付近で発掘されたことで、ジャイアントパンダの起源が中国ではなくヨーロッパである可能性が高まった。この化石は約1100万年前の新世代新三期のものとされている。発見された当初は、アグリアルクトス属と分類されると考えられ、「アグリアルクトス・ベアトリクス」と名付けられた。アグリアルクトス属は800~900万年前のヨーロッパに生息していたクマ科の絶滅種で、パンダの先祖とされている。しかし、後に顎の化石も発掘され、ハンガリーのアグリアルクトス属の化石と比較分析したところ、独立した新種と判明し、「クレトゾイアルクトス・ベアトリクス」と新たに名付けられた。アグリアルクトス属は800~900万年前のヨーロッパに生息していたクマ科の絶滅危惧種で、2022年なると、国際的な学術雑誌である『サンエンティフィック・リポーツ』に「Xiaoming Wang」達の論文が掲載された。この論文よると、中国雲南省で見つかった約600万〜700万年前のパンダの祖先(アイルラルクトス)の化石を米国と中国の研究チームで調べたところ「第6の指」の存在が確認できたことから、竹や笹を主食として食べるようになった起源が、600〜700万年前まで遡る可能性が出てきたという。化石調査によると、パンダの祖先は約200〜300万年の鮮新世初期には北京か東部及び南部にかけて広く分布していたと考えられており、ベトナムミャンマー北部にも生息していたとされている。化石は度々、標高500〜700mの亜熱帯林と温帯林で発見されており、現代のパンダが標高1200m以上の山岳地帯に生息しているのは天敵から逃れるためや餌の奪い合いを避けるためなどの様々な理由が推測できる。19世紀以降、パンダの生息地が急激に減った原因は中国の人口増加、生息地の開拓が進んだからとされている。

 

ジャイアントパンダの歴史(古代中国)

現代の中国では、パンダのことを『熊猫』『大熊猫』と呼ぶが、この名称が定着するまでは、地域や時代によって呼び方が異なっていたとされている。中国の古い書物、『爾雅』にはパンダと推定される動物が「貘」として紹介されていおり、3世紀末頃に「郭璞」という学者が「貘は銅や鉄などの金属を食べる」と注釈を入れている。唐の時代になると人々は、東南アジアから中国南方に入ってきた白黒動物「マレーバク」とパンダを混合していたと推測されており、字も同じ「貘」が使われている。同時代の著名な漢詩人「白居易」の作である『貘屏讚序』では「獏」のことを、「象の鼻、犀の目、牛の尾、虎の足にして、南方の山奥に住んでいる」と記していて、さらに、「貘は鉄しか食べない」とも記述がされており、ほぼ空想上の生き物である。これはどう考えても現代に知られるパンダの特徴とかけ離れており、外見はどちらかというとマレーバクの方が近い。北宋文人官僚である「陸佃」によって編集された辞書『埤雅』と北宋の書家である「黄伯思は」が著した『東観余論』にも貘は「象鼻犀目」の特徴を持つ生き物とされ、この三者は獏に対して同じような認識を持っていたのではないかと推察されている。清代中期の考証学者「段玉裁」は『説文解字注』で、「貘は食鉄獣のことである」と述べており、獏が鉄を食べるというのは当時の一般常識だったとされている。古代社会において、読み書きできる人は非常にまれで、パンダも山岳地帯に生息しているため、目撃者も少なく、他の猛獣と違い人や家畜を襲う危険性が低いため、正確な情報が広まらなかったと考えられている。唐代に至るまでに、文献に触れる機会があった文人は「鉄を食べる」という特徴から想像を膨らませていった。その結果、元々「貘」はパンダのことを指していたが、文献に色々な注釈が入れられたり、新たな解釈がなされていく過程で、元来とは異なる特徴を持った「貘」といった架空の生物が創作されていったのではないかと考察されている。

ジャイアントパンダの歴史(19世紀~現代)

ジャイアントパンダの存在が世界中に知られるようになったのは、19世紀に入ってからで、それまでは「UMA(未確認生物)」とされていた。現在、パンダと云えばジャイアントパンダのことを指すことが多いが、パンダという名称は元々『レッサーパンダ』を指す言葉であったが、ジャイアントパンダが1869年に発見されたことを受け、「lesser(レッサー)意:より小さい、小型の、劣った」という特徴が名前に加えられた。そのため、古い文献に「panda」「common panda」と書かれている場合、現代のレッサーパンダを指す場合がある。1869年3月11日、フランスの宣教師であるアルマン・ダヴィドが、現在の四川省宝興県に似て、地元の猟師が持っていたジャイアントパンダの毛皮を欧米人として初めて、発見し、後日、フランスの国立自然史博物館に毛皮と骨などを送っている。これを機にパンダの存在が世界中に認知されるようになった。以降、農地開発による生息地の減少、毛皮目的の狩猟が盛んとなり、20世紀に入ると絶滅の危機を迎えていた。1900年代に入ってから、中華人民共和国は相手国との関係発展のため、パンダを贈呈する。所謂『パンダ外交』を展開していった。1950年代以降、中国共産党はさらにパンダ外交を顕著出し、1972年、ニクソン大統領の中国訪問の際に、毛沢東は2頭のパンダをアメリカの動物園へ贈ることを約束し、ニクソン大統領は返礼としてジャコウウシの番を中国に贈呈した。1972年4月16日に『リンリンとシンシン』がワシントンの国立動物園に到着し、ファーストレディー・パット・ニクソンによる歓迎式典が行われた。同年9月には、日中国交正常化を記念して、『ランランとカンカン』が日本へ贈られ、上野動物園が飼育することになった。1957〜1983年にかけて24頭のパンダがイギ旧ソ連北朝鮮、イギリス、フランスを含む9カ国に友好の証として贈られている。19年以降は、WWF世界自然保護基金)のシンボルマークのモチーフにもなっている。1963年には、保護区が設置され、1995年時点では13か所が保護区に指定された。1983年、中華人民共和国の個体群がワシントン条約附属書Ⅲに、翌年にはワシントン条約附属書Ⅰに掲載されている。2016年9月4日、IUCN(国際自然保護連合)はパンダの頭数が増えたことを受け、絶滅危惧種(EN)から一段階低い危急種(VU)に引き下げた。2021年7月には、中国当局も独自のレッドリストで、ジャイアントパンダの絶滅危険度を絶滅危惧種から危急種に引き下げると発表した。

ジャイアントパンダの性格

・基本的におおらかでマイペースだが、クマ科なため気性の荒い一面もある。

・個体差があり、好奇心旺盛で積極的な個体もいれば、控えめで大人しい個体いる。

・野生のパンダは、己のテリトリーを守るため、他の個体と争うことがある。

 

 

現在、国内でパンダが見られる動物園は2カ所

恩賜上野動物園【東京都】https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/

アドベンチャーワールド和歌山県https://www.aws-s.com/

 

※4月24日、アドベンチャーワールドはパンダ4頭すべてを2025年6月末頃に返還すると発表した。

上野動物園のパンダ2頭は2026年2月20日が返還期限とされている。←追記、返還日が1月下旬に変更、最終観覧日は1月25日。

 

※現在、ジャイアントパンダワシントン条約で国際取引が禁止されているため、国内のパンダは繁殖研究という名目で全て中国から借り入れている。

 

まとめ

今回はジャイアントパンダについて解説しました。その愛くるしい見た目とのんびりとした性格から動物園でも人気が高い動物ですが、その歴史は非常に長く、複雑な進化を遂げてきました。一時期、乱獲により絶滅危惧種にまで追い込まれたパンダですが、多くの人々が保護活動に精を出したことで、 現在は絶滅危惧種から危急種に引き下げられています。しかし、今後、気候変動の影響により個体数が減少する可能性が高いと言われています。

猫にまつわる迷信について、日本・海外それぞれ7選ずつ!+猫に関する雑学3選!

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当記事では、猫にまつわる迷信・言い伝え・トリビアついて、日本・海外それぞれ7選ずつ紹介しています。おまけで3選だけ世界の猫に関する雑学についても書いているので、猫好きの方は是非最後までご覧ください。

 

猫に関する迷信・言い伝え・トリビア(日本)

  1. 死者に猫が憑く・・・岐阜県高山市丹生川町では、昔、猫が死体を跨ぐと「ムンネコ」が乗り移り、死者が踊り出すという言い伝えがあり、そのため、葬式の時は猫を人に預ける。死者の枕に刃物を置いて、猫除けにするなどといった風習があった。
  2. 猫神・・・宮城県仙台湾に浮かぶ田代島では、「猫神様」が島内の猫神社で祀られており、猫神は大漁の守護神とみなされている。同島には昔から犬が存在せず、島内への犬の持ち込みも島民から拒否されている。
  3. 幸運のかぎしっぽ・・・かぎしっぽの猫は幸運を運んでくるとして、昔から重宝されてきた。長崎にはかぎしっぽの猫が多く、これは鎖国していた江戸時代にオランダ船が中国南部や東南アジアから連れてきた、かぎしっぽの猫がそのまま住み着いたからだとされている。
  4. 猫又・・・日本の民間伝承や随筆、怪談に登場する猫の妖怪。猫又は大きく分けると、家で飼われていた猫が年老いて化けたものと、山中に住んでいて人々を襲うとされるものの2種類いる。日本で初めて猫又の名が登場したのは、藤原定家の日記である『明月記』だとされている。
  5. 黒猫は縁起がいい?・・・江戸時代における黒猫は幸運の象徴であり、カラスと並び縁起物として大切にされていた。さらに、幕末では黒猫を飼うと結核が治ると信じられていた。最古の招き猫は黒猫であり、招き猫の中でも特に縁起がいいとされ、厄除けや商売繫盛の力があるとされている。
  6. 黒猫は不吉?・・・元々、黒猫は幸運の象徴であったが、海外の文化が入ってくると縁起の悪い存在として扱われるようになった。有名な迷信で「黒猫が横切ると不吉」という言い伝えがある。この迷信の起源について様々な説があるが、最も有力な説として、黒猫は幸運の象徴であり、その黒猫が通り過ぎると幸運も逃げてしまうためというものがある。
  7. 猫が顔を洗うと雨になる・・・これは昔から囁かれている言い伝えだが、猫のヒゲはセンサーとしての役割もあり、湿度や気圧の変化を感じ取ることができるとされている。一説によると、雨が近づくと湿気が多くなり、ヒゲは水分を含んで重くなるため、水分を取ろうとして、顔を洗う仕草に繋がるのではないかといわれているが、科学的根拠は乏しいとされている。

 

ネコに関する迷信・言い伝え・トリビア(海外)

  1. 猫のくしゃみを聞くと幸運が訪れる(イタリア)・・・イタリアで飼っている猫がくしゃみをすると金運が上がり、花嫁が結婚式の日に猫のくしゃみを聞くと、結婚が良いものになるとされている。しかし、猫がくしゃみを3回すると、運気が下がるといわれているので注意が必要。
  2. 黒猫は『魔法の猫』(フランス南部)・・・黒猫はフランス南部では魔法の猫だとされ、ちゃんと餌を与え、リスペクトを持って接する飼い主には幸運を運んでくるといわれている。
  3. 濡れた猫は雨を降らせる(インドネシア)・・・インドネシアの一部の間では、猫はよく天気と結び付けられており、猫を濡らすと雨が降るという迷信が存在する。そのため、雨を降らせたい人々は猫をお風呂に入れようとする。
  4. 白猫は幸運の象徴(アメリカ)・・・アメリカでは昼に道中で白猫を見かけると縁起が良いとされ、夢の中に白猫が出てくるのも良いことが起きる前触れだといわれている。しかし、夜道で白猫を見かけるのは縁起が悪いとされている。
  5. 猫は噂好き(オランダ)・・・オランダには猫が噂を広めているという迷信があり、猫は人の秘密を周囲に言いふらすと考えられている。そのため、猫が近くにいる場合はプライベートや秘密に関することはを話すのは控えるべきとされている。
  6. 猫に九生あり(エジプト、ヨーロッパ)・・・この迷信(ことわざ)は主にヨーロッパ圏で広く知られ、英語では『a cat has nine lives』という。 起源については曖昧だが、1553年にイギリスのウィリアム・ボールドウィンによって書かれた小説、『Beware The Cat(猫にご用心)』では「『 a witch may take on her a cats body nine times(魔女は猫の姿を9回借りられる)」という一節が登場し、世界的名作として知られるウィリアム・シェークスピアの作品『ロミオとジュリエット』にも猫の九つの命について言及する場面がある。このことから16世紀頃にはこのような迷信が根付きつつあったと考えられる。
  7. ケット・シー(アイルランド)・・・アイルランドの伝承に登場する妖精の一種であり、「ケットは猫、シーは妖精」を意味する。彼らの外見は通常、「胸毛の白い黒猫」だと言われているが、実際にはもっと多種多様な毛色の個体が存在しているらしい。人前では普通の猫のふりをしている。二足歩行も得意だとされ、大きいものだと大型犬くらいの個体も存在し、賢いものは二か国語以上話すこともできるとされている。この世のどこかに彼らの王国が存在するとされている。

猫に関する雑学

  1. 豊臣秀吉は猫好き・・・天下統一を果たした豊臣秀吉は飼い猫を非常に可愛がっており、1593年(文禄2年)の某日、大阪城にて秀吉の愛猫が行方不明になってしまった。秀吉は直ちに五奉行の一人である浅野長吉(浅野長政)に捜索を命じたが、猫を発見することはできず、困り果てた長吉は野々口五兵衛に「あなたの虎毛の猫を借りたい」という書状を送った。この事件の結末は記録されておらず、結局、秀吉の飼い猫見つかったのかは分からず終いとなっている。
  2. ケンブリッジ大学の学寮では猫が飼える・・・イギリスのケンブリッジ大学の学寮では「犬の飼育は禁止だが、猫は飼育はOK」というルールがあり、複数の寮で猫が飼われている。
  3. 8月8日は世界猫の日・・・この記念日は2002年にカナダの国際動物福祉基金(IFAW)によって制定された。世界猫の日の趣旨について諸説は数多く存在するがIFAW側はこの記念日を制定した目的について、明確な公言はしていない。2020年以降、世界猫の日の管理運営はイギリスの非営利団体「インターナショナルキャット・ケア」に引き継がれた。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回は猫に関する迷信・雑学についてまとめました。猫は昔から馴染み深い動物であり、数多くの迷信が信じられて来ました。しかし、ほとんどの迷信には科学的根拠がありません。

『サバンナの掃除屋』ハイエナについて解説! 特徴、歴史、性格、種類などについて!

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当記事では、ハイエナについて解説しています。特徴、歴史、性格、種類などについて解説しています。ハイエナについて詳しく知りたい方は是非最後までご覧ください。

ハイエナの特徴

哺乳網食肉目ハイエナ科に属する動物の総称である。

分布(コンゴ盆地およびサハラ砂漠を除くアフリカ、中東、モロッコ、インド、パキスタン、ネパール南部など)

体長55~165㎝ 体重9~86㎏ 

生態 ・現代では、ハイエナ科は4種に分けられている。

   ・イヌに似ているがハイエナ科はジャコウネコ科と近縁であるとされている。

   ・収束進化した結果、イヌ科に近い形態学的特徴を持つようになった。

   ・ネコ科動物のようにグルーミング(毛づくろい)をすることが多い。

   ・サバンナ、低木林、林縁の砂漠、半乾燥地帯などに生息している。

   ・基本的に夜行性で、昼間は穴や岩の隙間などで休息している。

   ・単独で行動する種もいれば、高い社会性を持ち群れを形成する種もいる。

   ・ネコ科動物のようにグルーミング(毛づくろい)をすることが多い。

   ・アードウルフ以外の種は強力な顎と頭蓋骨を持ち、食性に適した消化器形を持つ。

   ・嚙む力がとても強いので骨を噛み砕き、有機成分を消化吸収することができる。

   ・角、骨、蹄など消化できないものはペリットとして吐き戻す。

   ・鼻が良く、ニオイをたどって死肉などの餌を見つけることができる。

   ・ハイエナは短い期間で短い交尾を数回に渡り行う。

   ・ハイエナの最高時速は60㎞以上といわれている。

   ・狩りの成功率は60~70%といわれており、優れたハンターとされている。

   ・最大の天敵はライオンで、獲物を横取りされることも多い。

   ・雑食性で中型から大型の有蹄類、昆虫、鳥類、魚類、死肉、果物などを食べる。

ハイエナに関する伝承と歴史

アジアやアフリカの神話や民間伝承などにはハイエナがしばしば登場しているが、国や地域によってハイエナに対するイメージが大きく異なる。例えば、東アフリカのタブワ神話では、太陽を運んで地球を暖めてくれたありがたい存在として描写されているが、西アフリカの民間伝承では、ハイエナは不道徳、穢れの象徴として非常に否定的な目で見られることが多い、タンザニアでは、ハイエナは魔女の乗り物として使用されると信じられている。中東の文学や民間伝承では、裏切りや愚かさの象徴として描かれていおり、中東の遊牧民の間では、ハイエナはジンの化身とされ、ジンやカフタル*1と遭遇する神話や伝承が数多く存在している。アフガニスタンパレスチナ、インドにおけるハイエナのイメージはより多様であり、悪の象徴として恐れられることもあれば、愛と豊穣の象徴としての側面も持ち、昔の人々は様々な薬の材料として、ハイエナの肉体を利用していた。生殖器は愛の薬とされ、舌は腫瘍の治療薬として有効だと考えられていた。これらの風習は古代ギリシア古代ローマの時代からあったとされている。ハイエナは雄雌の外見上の区別が困難なため、両性具有であるという説も徐々に囁かれるようになり、古代から近代まで、ハイエナが両性具有であるか否かという論争がたびたび起こっていた。古代ギリシアの哲学者アリストテレスは著書『動物誌』で「ハイエナが両性具有である」という主張を否定した。しかし、古代ローマ博物学プリニウスは著書『博物誌』で「ハイエナは両性具有で交尾をしなくても出産できる。」と主張した。中世のキリスト教の間では、神を信仰しているのかいないのかはっきりしない中途半端な人に対して、ハイエナという蔑称が使用された。現代では、ハイエナが両性具有であるという完全に説は否定されている。

 

ハイエナの進化の過程

約2200万年前~1500万年前— ハイエナの最初の祖先は中新世のユーラシア大陸のジャングルで誕生した。この頃のハイエナのほとんどは樹上性で、アフリカのジャコウネコに似ていたしていたとされている。記載されている最古種のハイエナは中新世前期および中期の「Plioviverrops」、「Tungurictis」、そして「Protictitherium」である 。PlioviverropsとProtictitheriumはおそらく西アジアで誕生し、中新世中期以降、ヨーロッパと西アジアに広がっていった。Plioviverropsの系統は北米のイヌ科動物に近い進化を遂げ、外見もイヌ科動物に近くなっていった。その後、ハイエナたちは大きく分けて2つの異なるタイプに分かれた。一つは初期のジャコウネコ似た比較的小型なタイプのハイエナ(イクティテリウム亜科)、もう一つは現代の系統(ハイエナ亜科)である。約1500万年前~— 1500万年前、イクティテリウム亜科のハイエナは最盛期を迎え、30種類以上存在していたと考えられている。この時代の一部の化石遺跡では、イクティテリウム亜科のハイエナの化石が、他の肉食動物の化石を合わせた数より多く採掘されている。中新世後期には現代の系統であるハイエナ亜科が出現し始めたとされている。

 

約700万年~現代— 500~700万年前頃から気候変動の影響により、イクティテリウム亜科のハイエナは衰退し始め、さらに、イヌ科動物がアメリカ大陸からベーリング地峡を渡ってユーラシア大陸に到来したことで状況が悪化した。鮮新世になるとハイエナ科のほとんどはユーラシア大陸・アフリカ大陸に分布が限られている中で唯一、走るのに適した形態であるChasmaporthetes属だけがベーリング地峡を介して北アメリカまで分布を広げることに成功した。しかし、Chasmaporthetes属も更新世中期には絶滅してしまった。現代の系統であるハイエナ亜科は気候変動とイヌ科動物の到来を生き延び、イクティテリウム亜科を一掃したが、北米を渡ることはなかったといわれている。500万年前までにハイエナ亜科はユーラシア大陸で主要な腐肉食動物となり、主にマカイロドゥス亜科が狩った大型草食動物の死骸を食べていた。鮮新世までにイクティテリウム亜科のハイエナのほとんどは絶滅してしまい、イクティテリウム亜科の系統の内、生き残ったのは食虫性のアードウルフだけだとされている。

ハイエナの性格

・身体能力がとても高く、知能も霊長類と同等を誇るといわれている。

・仲間意識が強く、普段群れを作らない種も狩りなどでは協力することがある。

・飼育下の個体は人懐っこいが、野生下の個体は獰猛で攻撃的だとされている。

ハイエナの種類

アードウルフ・・・基本的に単独で行動し、縄張りを形成して生活している。

         昆虫食で、一晩で20万匹以上のシロアリを食べることもある。

         ハイエナ科最小種。繫殖期には一夫一妻の番をつくる。

 

カッショクハイエナ・・・時速4㎞で歩行するが、時速40~50㎞で走行することもできる。

            野生下では、カラハリ砂漠で12年以上の生存例が報告されている。

            主に動物の死骸を食べるが、甲虫類、鳥類の卵、果実などもも食べる。

            

シマハイエナ・・・ハイエナ科の中で唯一ユーラシア大陸にも分布している。

         単独で行動し、広大な縄張りを持つ。昼間は岩の隙間などで休む。

         外敵が近づくと、全身の毛を逆立て威嚇をする。

 

ブチハイエナ・・・12種類の鳴き声を使い分けていると考えられている。

         ハイエナ科最大種。雄より雌の方が一回り大きく攻撃性が高い。

         社会性が高く、10~15頭程度のクランと呼ばれる母系の群れを作る。

 

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回はハイエナについて解説しました。初期のハイエナ(イクティテリウム亜科)はジャコウネコに近く、現代のハイエナと比べると小型タイプだった。現代の顎の力が強いハイエナ(ハイエナ亜科)は気候変動を生き延び現在まで続いている。ハイエナは一般的に意地汚いなど悪いイメージを持たれるが、実際のハイエナは優れたハンターであり、頭が良く、高い身体能力を誇る。

 

*1:半分人間で半分ハイエナ。子どもを襲い食べる習性がある。

カラカルについて徹底解説! 特徴、歴史、性格について

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当記事では、カラカルについて解説しています。特徴、歴史、性格についてまとめているので、興味のある方は是非最後までご覧ください。

カラカルの特徴

学名Caracal caracal

哺乳網食肉目ネコ科カラカル属に分類される食肉類

分布(中東、アラビア半島、アフリカ大陸、ウズベキスタン、インドなど。)

体長62~106㎝ 尾長18~34㎝ 肩高38~50㎝ 体重6~20㎏

生態 ・短毛で、地色は赤褐色または黄灰色で、顎、胸、腹にかけて白色である。

   ・耳介は大型で背面が黒く、先端には約4.5㎝の長く黒い房毛がある。

   ・後肢は前肢より長く、筋肉が発達しているので、大きくジャンプすることができる。

   ・サバンナや草原、森林、低木林、半砂漠、丘陵地など、主に乾燥した地域に生息する。

   ・通常は夜行性だが、昼間にも活動することがある。

   ・縄張りを作って生活し、尿や糞でマーキングを行うといわれている。

   ・メスの行動圏よりオスの行動圏の方が広い。乾燥した地域では行動圏が広くなる傾向がある。

   ・基本的に繁殖期を除いて単独で行動することが多い。

   ・繁殖期は特に決まっていないが、一般的に8~12月に繁殖することが多いといわれている。

   ・妊娠期間は2~3ヶ月で、一度に1~6頭を出産する。出産のピークは一般的に10月~2月。

   ・出産は樹洞やヤマアラシやツチブタなどの動物が捨てた巣穴を利用して行われる。

   ・幼獣は生後10日で開眼し、生後1ヶ月で固形物を食べ始め、生後9~10ヶ月で自立する。

   ・気温が20℃を下回ったときが最も活動が活発化するという研究結果が出ている。

   ・獲物を捕らえる時には、5m以内の距離まで近づいてから素早く走り、飛び掛かって捕らえる。

   ・主に小型の哺乳類や鳥類を捕食する。大型のカモシカや爬虫類、昆虫を捕食することもある。

 

カラカルの歴史

北アフリカ、中東、中央アジアに残されていた古代の文献や神話、物語にはカラカルらしき動物がよく登場し、多くの場合、神聖な存在として崇められていた。古代エジプト神話においてカラカルは女神バステトと密接な関係にあるとされ、宗教的に重要な存在として大切にされていた。古代エジプトの文献では、[砂漠の炎]と呼ばれ、その獰猛な狩りのやり方から古代エジプトではカラカルは戦いの象徴であり、家庭の守護者であると考えられていた。古代エジプトの遺跡からは絵画やブロンズ像、防腐処理(ミイラ化)されたカラカルなどが発掘されている。13~14世紀には中国の元王朝の王族たちが、金、銀、絹などの多くの貴重品と引き換えにインドのデリー・スルターン朝*1のイスラム教徒の商人からカラカル、トラ、チーターを購入していた。明実録によると、その後の明王朝*2もデリー・スルターン朝との貿易で、カラカルやチーターなどの猛獣を購入していた。「カラカル」という名前は、1761年にジョルジュ・ビュフォン*3によって提案され、「黒い耳」を意味する。1776年にはヨハン・シュレーバー*4がオオヤマネコ属またはネコ属に分類し、「Caracal caracal」という正式な学名がつけられた。1843年になると、ジョン・エドワード・グレイ*5がカラカル属に分類することを提案し、2006年に発表された分子系統解析では、カラカルはアフリカゴールデンキャットと共通の祖先を持つことが判明し、現在、この2種はカラカル属に分類されると考えられている。19世紀~20世紀にかけて、いくつかの動物標本*6が記載され、亜種として提案された。現代では、ミナミカラカル、キタカラカル、アジアカラカル3亜種に分けるのが有力だとされているが、8亜種に分ける説や11亜種に分ける説もある。2002年以降、レッドリストには低危険種*7として記載されているが、ウズベキスタンとカザフスタンでは、絶滅危惧種*8に指定されている。現在、アフガニスタン、インド、パキスタン、アルジェリア、トルコ、エジプトなどの国々でカラカルの狩猟が禁止されている。日本では、1981年に神戸市立王子動物園*9で初めて飼育下繁殖に成功し、現在、日本では特定動物に指定されている。

カラカルの性格

警戒心が強いが、他の猛獣と獲物を奪い合うなど獰猛な一面も。

俊敏で知能が高いため、ネコ科の中でもトップクラスに狩りが上手い。

飼育下では、人懐っこくアクティブな子が多いといわれている。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回はカラカルについて解説しました。カラカルは古くから人々に親しまれ、特にアフリカ、中東、アジアの古代宗教では神聖な動物として扱われることも少なくありませんでした。現代では、全体の数は安定しているが、国によっては狩猟が禁止されており、保護活動が進められています。

*1:約320年間、デリーを拠点として北インドを支配した5つのイスラーム王朝の総称。奴隷王朝→ハルジー王朝→トゥグルク王朝→サイイド王朝→ロディー朝

*2:1368年に朱元璋が建国した漢民族の王朝、1644年に李自成の反乱によって滅亡した。

*3:フランスの博物学者、数学者、植物学者。1734年にフランス科学アカデミーに入会。1739年にパリ植物園の管理者になった。

*4:ドイツの動物学者、博物学者。1791年~1810年までドイツ自然科学アカデミー・レオポルディーナの会長を務めた。1787年にスウェーデン王立科学アカデミー、1795年に王立教会の会員に選ばれた。

*5:イギリスの動物学者。1840年~1874年まで大英博物館の動物学部門キュレーターを務めていた。新種を含む動物などを載せた博物館の収蔵品カタログを数冊出版している。

*6:科学的使用のために保存された動物または動物の一部。例:鳥類や哺乳類の研究用皮膚、骨格材料、剝製など。

*7:IUCN(国際自然保護連合)で定められた保全状況の1つ。絶滅の恐れもなく、近い将来絶滅に瀕する見込みが低い種である。

*8:IUCN(国際自然保護連合)で定められた保全状況の一つ。絶滅の危機にある種である。

*9:兵庫県神戸市灘区の王子公園内にある動物園。

『世界で2番目に大きい鳥類』エミューについて詳しく解説!特徴、歴史、性格、価格について

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当記事では、エミューについて解説しています。特徴、歴史、性格、価格についてまとめているので、興味のある方は是非最後までご覧ください。

エミューの特徴

学名 Dromaius novaehollandiae

鳥網ヒクイドリヒクイドリエミュー属に分類される鳥類

分布(オーストラリア)

体高160~200㎝ 体重40~60㎏ 寿命20~30年(飼育下では30年以上生きる場合も)

生態 ・現存する鳥類の中で2番目に大きいといわれている。

   ・羽が退化しているので飛べず、二足歩行で移動をする。

   ・頸から頭部にかけて比較的長い羽毛が生えている。

   ・雄雌で鳴き声が異なり、雄は「ヴー、グー」と低い鳴き声を出し、雌は「ボン……ボボン」とドラムのような鳴き声を出す。

   ・視力と聴覚が優れており、遠くにいる敵の存在も感知することができる。

   ・泳くことができるが、洪水が起こった時や川を渡る時以外、泳ぐことはあまりない。

   ・足がとても速く、最高時速は約50㎞/hといわれている。

   ・速く走る時に体を安定させるために、翼を羽ばたかせる場合がある。

   ・水は基本的に一日一回しか飲まないが、機会があれば大量に摂取する。

   ・食事の際は小さな石を飲み込んで、植物などの餌を粉砕し消化を助ける。

   ・12月~1月にかけて繁殖ペアを作り、交配は通常4月~6月の間に行われる。

   ・求愛期間中、雌は攻撃的になり、雄をめぐって争うことも多い。

   ・地面のくぼみに草、木の棒、葉、樹皮を使って巣を作る。

   ・一つの巣に複数のエミューが卵を産むことがある。その数は通常15~25個。

   ・卵が孵化するまで約8週間かかり、雄が飲まず食わずで抱卵する。

   ・雑食性で主に昆虫、果実、種子、草を食べる。

   

エミューの歴史

エミューがヨーロッパ人によって初めて発見されたのは、1696年にウィレム・デ・ヴラミング率いるオランダの遠征隊が、2年前に行方不明になったリーダーシップ・ファン・ホランド号の生存者を探すために、ニューホランド(現在のオーストラリア)の西海岸を訪れた時だとされている。イギリスによる植民地支配が本格化した1788年より前には既に東海岸でもエミューの生息が確認されるようになっていた。エミューは1789~1790年にかけて出版されたアーサー・フィリップの著者[Voyage to Botany Bay]で「New Holland cassowary」として初めて言及された。この種は後に、アーサーの本の作成に協力したジョン・レイサムによって現在の名前(Dromaius novaehollandiae)に改名されている。1816年に出版されたルイ・ピエール・ヴィエロットの著書[Analyse d'une nouvelle ornithologie élémentaire]ではエミューについて説明する際に、最初は「Dromiceius」という属名が使用され、後の方では「Dromaius」という属名が使用されている。どちらの綴りを使うべきかは現代でも論争になっているが、分類学の慣習では、明らかな誤植でない限り、名前がそのまま残される。オーストラリア政府のものを含む現代の出版物のほとんどが「Dromaius」の方を使用しており、「Dromiceius」は代替スペルとして言及されている。ヨーロッパ人が入植した当時、カンガルー島、タスマニア島、キング島にもエミューの亜種が生息していたが、現代では絶滅してしまったといわれている。1932年には西オーストラリア州キャンピオン地区でエミューが農地を侵食し始め、小麦などの作物を食い荒らし問題となっていた。そこで、オーストラリア軍が派遣され、エミュー戦争が勃発することとなった。この戦争は最終的にエミュー側の勝利と言える結果に終わっている。

エミューの性格

人に対しては素直で温厚な個体が多いといわれている。*成体は懐きにくい傾向にある

臆病なため、大きな音を聴くとパニックになることがある。

犬猫などの動物に対しては警戒心が強く攻撃的になる場合がある。

エミュー価格

雛は5~10万円 成体は20万円~・・・

エミューを飼育している牧場から飼うのが一般的だが、エキゾチックアニマル専門のペットショップでもたまに販売してることがある。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回はエミューについて解説しました。エミューオーストリアの固有種であり、飛ばない鳥の一員で2番目に大きい鳥類と知られています。人間との関わりも深く、日本ではペットとして飼うこともできます。

【エキゾチックアニマル】日本で飼える珍しい動物7選!性格や生態について解説。

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当記事では、日本で飼えるエキゾチックアニマルを7選紹介しています。気を付けたほうがいい法律や飼うときの注意点、それぞれの生態や性格、価格などについてまとめているので、エキゾチックアニマルに興味がある、飼ってみたいという方は是非最後までご覧ください。

エキゾチックアニマルとは】

公益社団法人日本獣医学会などにおいて使用される「犬猫を除くすべての飼育動物」に対する総称又は「一般的なペットとして飼われている動物以外で、特に外国産の動物や野生由来の動物」。エキゾチックとは「異国風の、風変わりな、外国の」という意味です。

以下知っていた方がいい法律・条約一覧

動物愛護管理法

正式名称は「動物の愛護及び管理に関する法律」で、昭和48年に法律として制定されました。平成11、17、24年、令和元年に法改正が行われています。この法律の目的は、動物の愛護と適切な管理(危害や迷惑の防止)などです。対象は家庭動物、展示動物、産業動物、実験動物など人が占有する動物で、罰則は懲役5年又は500万円以下の罰金です。

【鳥獣保護管理法】

正式名称は鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」で、昭和38年に基本的な基本的な形が整い、平成14年に法改正され現在の形のなりました。この法律の目的は、鳥獣の保護と適切な管理(鳥獣が及ぼす被害の防止)などです。対象は鳥類、哺乳類、ネズミ・モグラ類、海生哺乳類に属する野生動物(二ホンアシカ・アザラシ5種・ジュゴン以外の海生哺乳類、いえねずみ類3種は対象外)で、罰則は懲役1年又は100万円以下の罰金です。

ワシントン条約(CITES)】

正式名称は絶滅の可能性がある野生動植物の種の国際取引の関する条約(Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora )で、昭和48年のワシントンD.C.で採択されたことから、「ワシントン条約」、または英文の頭文字取って「CITES」と呼ばれています。この条約の目的は国家間の過度な国際取引のよる種の絶滅を防ぐためである。ワシントン条約では、野生動植物を「附属書Ⅰ」「附属書Ⅱ」「附属書Ⅲ」の3つにカテゴライズされている。

 

マーモット

【特徴】:哺乳類齧歯目リス科マーモット属に分類される動物の総称 

     分布(ロッキー山脈、アルプス山脈ピレネー山脈など)                   

     体長30~70㎝  体重3~7㎏  寿命12~18年(飼育下)

     生態 ・大型のリスで短いが丈夫な脚、穴掘りに適した大きな爪、頑丈な体を持つ。

        ・環境によって毛色が異なり、草原など開けた地に生息している種は淡い色の個体が多く、森林地帯に生息している種は暗い色の個体が多い。

        ・群れで行動し土中や岩の間などに巣穴を作る。冬季は冬眠する。

        ・危険が迫るとホイッスルのような警戒音でお互いに知らせ合う。

        ・草食性で草、野菜、果物、コケ、地衣類、木の根、花を食べる。

 

【性格】:高度な社会性を持ち警戒心が強い、温厚で仲間同士のコミュニケーションを大切にする。

  

【価格】:相場は50~100万円

リスザル

【特徴】:哺乳類霊長目オマキザル科リスザル属を構成する霊長類の総称 

     分布(コロンビア南部、フランス領ギニアボリビア、ブラジル中央部)

     体長23~35㎝  体重0.6~1㎏  寿命10~20年(飼育下)

     生態 ・体色は黄色から黄褐色、耳、顔、胸毛が白く、口の周りが黒い。

        ・主に南米中部のアマゾン川流域に生息し、群れを作って生活している。

        ・樹上では尻尾でバランスを取り、素早く移動することができる。

        ・手のひらと足からしか汗をかくことができない。

        ・果物、野菜、肉、昆虫、モンキーフード、ドッグフード、乳製品などを食べる。

 

【性格】:感性が豊かで好奇心旺盛、人懐っこく寂しがり屋。コミュニケーション能力が高くなつきやすいです。

 

【価格】:相場は40~60万円くらいです。

          

様々なペットの特徴、飼育方法などについて、詳しくまとめているサイトを見付けましたので、動物に対する知見を更に広げてみたい方は、是非チェックしてみてください。➡ 珍ペット図鑑

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ミーアキャット

【特徴】:哺乳類綱食肉目マングース科スリカータ属に分類される食肉類 

     分布(南アフリカボツワナアンゴラナミビア

     体長25~35㎝  体重0.6~1㎏  寿命10~15年(飼育下)

     生態 ・背面は黄褐色や灰褐色や灰白色で、暗褐色の横縞が入る。

        ・石や岩の多い荒地やサバンナに生息し、地中に直径10㎝の巣穴を掘って生活する。

        ・太陽に向かって尾を支えにして直立し、体を温める習性を持つ。

        ・群れには1組の優位オスと優位メスがいて、このペアのみが繁殖活動を行う。

        ・昆虫、爬虫類、小型哺乳類、鳥類、果物、野菜、キャットフードなどを食べる。

 

【性格】:警戒心が強くて用心深い、環境の変化に弱く慣れるまで時間がかかります。好奇心旺盛で寂しがり屋な一面も。

 

【価格】:相場は15~40万円くらいです。         

ワラビー 

【特徴】:哺乳類(有袋類)双前歯目カンガルー科カンガルー属 

     分布(オーストラリア、ニュージーランドブリテン諸島オアフ島

     体長25~75㎝  体重25㎏以下  寿命10~15年(飼育下)

     生態 ・生物学的にカンガルーとの明確な区別は存在しない。

        ・一般的に種の平均が25㎏以下のものがワラビーと呼ばれている。

        ・後ろ足で跳躍して移動をする、育児嚢で子育てをするなど基本的な習性はカンガルーと同じである。

        ・森林地帯や岩の多い地域、半乾燥地帯の広大な草地、都市近郊の森林地帯など様々な環境に適応し幅広く分布する。

        ・野菜、果物、牧草、ペレット(草食動物用)などを食べる。

 

【性格】:臆病で神経質、野性味が強くて懐きにくいが好奇心旺盛でどんなことに対してもすぐに興味を持つ。

    

【価格】:相場は15~60万円

ナマケモノ

【特徴】:哺乳類(変温動物) 有家目 ナマケモノ亜目 夜行性 草食性

     分布(南アメリカ、中央アメリカの熱帯林)

     体長40~75㎝  体重4~8㎏  寿命30~40年(飼育下)

     生態 ・四肢が長く、前脚の方が後脚より長く発達している。長い鉤爪を持つ。

        ・基本的に単独で行動し、繁殖期を除いて互いに交流することはほとんどない。

        ・生涯のほとんどを樹上で過ごす。週に1度程度、地上に降りてきて、排泄を行う。

        ・地上での動きは鈍いが、泳ぎは上手。変温動物で温度変化に非常に敏感。

        ・葉、果物、新芽、コケをなどを食べる。*少食で1日に食べる量は8~10g程度

 

【性格】:温厚で大人しい、野生では単独で行動するため社会性はあまりありません争いを好まず、ストレスに弱い。

 

【価格】:70~200万円くらいです。

※ただしミユビナマケモノワシントン条約により飼育が禁止サれてます。

カピバラ

【特徴】:哺乳類 齧歯目 テンジクネズミ科 カピバラ属 夜行性  草食性

     分布(南米のほぼ全域)

     体長100~135㎝  体重35~65㎏  寿命8~12年(飼育下)

     生態 ・体毛はタワシのように硬く長い、体毛の密度が低いため、水を弾き易く乾きやすい。

        ・南アメリカ東部アマゾン川流域を中心とした、温暖な水辺に生息している。

        ・泳ぎは得意だが雨に濡れることは好まない。寒さが苦手。

        ・前歯は伸び続けるため、木や石を使って研ぐ必要がある。

        ・野菜、果物、イネ科の植物、ペレット(草食動物用)などを食べる。

 

【性格】:穏やかでマイペース、あまり攻撃的ではなく基本的に何事にも動じない。家族思いで人に懐きやすい。

 

【価格】:相場は60~80万円

コモンマーモセット

【特徴】:哺乳類 霊長目 オマキザル科 コモンマーモセット属 昼行性 雑食性

     分布(ブラジルの北東部、南東部)

     体長20~30㎝  体重200~500g  寿命10~18年(飼育下)

     生態 ・長い尾が特徴的で、体毛の色が多色で、茶色、灰色、黄色が混ざっている。

        ・大西洋岸の森林、内陸の半落葉樹林、サバンナの森や河川の森などに生息する。

        ・大家族で安定した群れを作り、その中で繁殖するのは数匹である。

        ・多くの場合は一夫一妻だが、一夫多妻、あるいは一妻多夫が観察されたこともある。

        ・昆虫が主食、モンキーフード、果物、樹液、種子、花などを食べる。

 

【性格】:臆病で警戒心が強い。温厚で知能も高いが気分屋な一面があり、躾には時間がかかる場合がある。

 

【価格】:相場は30~60万円

 

【飼うときの注意点】

  • エキゾチックアニマルを売ってるペットショップが少ない
  • 飼育に必要な用品が売ってない
  • 今後、条約や法律が変わる可能性がある。
  • ネット上にあまり情報が載ってない。
  • エキゾチックアニマルを診てくれる病院が少ない。
  • 動物本体や環境整備などにお金がかかる。
  • 部屋の温度を調整する必要がある。

【まとめ】 

 最後までご覧いただきありがとうございました。今回は日本で飼えるエキゾチックアニマルについて紹介しました。エキゾチックアニマルを飼育するは法律や条約が変わったり、飼育費用がかかったり何かと苦労することが多いですが、それ以上にエキゾチックアニマルは魅力的で愛らしいです。エキゾチックアニマルを家族にしたいという人は、飼育方法についてしっかり調べ、なるべくストレスの少ない環境を整えてあげましょう。

『現生の恐竜』コモドドラゴンについて徹底解説!

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当記事では、コモドドラゴンコモドオオトカゲ)について解説しています。特徴、歴史、性格についてまとめているのでは、興味のある方は是非最後までご覧ください。

コモドドラゴンの特徴

学名 Varanus komodoensis

爬虫網有鱗目オオトカゲ科オオトカゲ属に分類されるトカゲ

分布(コモド島、リンチャ島、ギリダサミ島、ギリモタン島、フローレス島南部)

全長200~300㎝ 頭胴長70~130㎝ 体重70㎏前後

性質 ・世界で最も大きいトカゲ。最大全長313m 最大体重166㎏

   ・体色は暗灰色で、頸部や背面では褐色を帯びる個体もいる。

   ・頭部は小型で細長い。吻はやや太くて短く、吻先は幅広く丸みを帯びる。

   ・落葉樹林やサバンナ、雨期にのみ水がある河辺林などに生息している。

   ・薄明時から日光浴を行って体温を上げてから活動する。

   ・幼体は樹上棲傾向が強く、成体も大型の個体を除けば木に登ることもある。

   ・泳ぐことができ、450mの距離を泳いだり水深4mまで潜水したこともある。

   ・四肢は発達し、鋭い爪が生える。尾は側扁する。

   ・ヘモトキシン*1という強力な毒を持っている。

   ・嗅覚が優れ、4㎞先にある動物の死骸の臭いも察知することができる。

   ・小型の個体は樹洞や樹皮の下などを巣穴とし、中型の個体は地表のの穴を利用し、大型の個体は自分で穴を掘ったり他の動物の古巣を巣穴として利用する。

   ・5~8月に交尾を行い、9月になると斜面などに穴を掘り、1回に10~30個の卵を産む。

   ・卵は4月に孵化し、生後5~7年で性成熟すると考えられる。

   ・雌単体で単為生殖*2が可能。しかし、単為生殖で産まれてくる個体は全て雄だとされている。

   ・幼体の胴体には黄色い斑点が見られるが、成長に伴い消失する。

   ・主にイノシシ・水牛・シカなどの大型哺乳類を捕食するが、齧歯類・サル類・コウモリ類などの小型哺乳類、鳥類・爬虫類・昆虫なども捕食する。

コモドドラゴンの歴史

1910年、オランダ領東インド*3陸軍の中尉であったジャック・カレル・アンリ・ファン・スタイン・ファン・ヘンスブルックはコモド島には「陸棲のワニ(ドラゴン・恐竜)が生息している。」という噂を耳にした。そこでヘンスブルック中尉はコモド島の調査に乗り出し、生息していたコモドドラゴンを発見した。ヘンスブルック中尉から複数の写真と2m以上の皮を受け取ったピーター・オウエンス*4がさらに精密な調査を行い、1912年にコモドドラゴンに関するの論文を発表した。コモドドラゴンは「Varanus komodoensis」という学名を付けられ、世界中で存在が知られるようになった。1926年にはアメリカ人のウィリアム・ダグラス・バーデン*5コモドドラゴンの標本を持ち帰るためにコモド島を訪れた。ウィリアム氏は12体の標本と2頭の生きた個体を持ち帰った。12体の標本のうち3体は剝製で、現在でもアメリカ自然史博物館*6に展示されている。20世紀半ば頃には2頭の生きた個体がヨーロッパに持ち込まれ、1927年に開園したロンドン動物園の爬虫類館に展示されていた。1970年にはインドネシア政府により生息地がコモド国立公園*7に指定され、1975年のワシントン条約*8発効時から、ワシントン条約附属書Ⅰに掲載されている。日本では、1942年に捕獲された2頭が日本海軍より昭和天皇香淳皇后に献上されている。2019年から愛玩目的での飼育が禁止されており、2024年時点ではヴァラヌス・コモドエンスィスとして特定動物に指定されている。

コモドオオトカゲの性格

野生下の個体は非常に獰猛で攻撃的、共食いをしたり人を襲う場合もある。

飼育下の個体は人懐っこく物怖じしない、特に雄は温厚な個体が多いといわれている。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回はコモドドラゴンコモドオオトカゲ)について解説しました。世界最大のトカゲと知られるコモドドラゴンは恐竜のような外見からコアなファンも多いといわれていますが、現在では、ワシントン条約附属書Ⅰに掲載されており、商業目的の国際取引が原則禁止されています。コモドドラゴンは危険性が高いため現地を訪れる際は細心の注意を払いましょう。

*1:プロテアーゼの作用によってフィブリンを分解する事で血液凝固を阻害し、血管系の細胞を破壊する事で出血を起こさせる毒素である。

*2:一般的に有性生殖する生物で雌が単独で子を作ること。

*3:現在のインドネシア全域を含む島嶼部。17世紀からオランダが進出し、初めは東インド会社を通して支配していたが、1799年から本格的な植民地化が進み、1949年にインドネシアが独立するまでオランダの支配は続いた。

*4:1849年~1922年。オランダのアムステルダム出身。軍人、科学者。ボゴール動物学博物館・植物園の館長。

*5:1898年~1978年。アメリカのニューヨーク州で誕生し、マンハッタンで育った。博物学者、映画製作者、作家。1926年にアメリカ自然史博物館の評議員会に選出された。

*6:ニューヨーク市マンハッタン区アッパー・ウエスト・サイドにある科学博物館。1869年に設立されて以降、自然科学・博物学に関わる多くの標本・資料を所蔵・公開している。

*7:コモド島、リンチャ島、パダール島を含む、173.5㎢の面積を有する公園である。

*8:種の絶滅を防ぐため、国際取引の制限が必要と考えられる野生動植物の種を附属書にリストアップする。必要とされる規制の内容に応じて3つに区分(附属書Ⅰ~Ⅲ)されている。