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当記事では、猫にまつわる迷信・言い伝え・トリビアついて、日本・海外それぞれ7選ずつ紹介しています。おまけで3選だけ世界の猫に関する雑学についても書いているので、猫好きの方は是非最後までご覧ください。
猫に関する迷信・言い伝え・トリビア(日本)
- 死者に猫が憑く・・・岐阜県高山市丹生川町では、昔、猫が死体を跨ぐと「ムンネコ」が乗り移り、死者が踊り出すという言い伝えがあり、そのため、葬式の時は猫を人に預ける。死者の枕に刃物を置いて、猫除けにするなどといった風習があった。
- 猫神・・・宮城県の仙台湾に浮かぶ田代島では、「猫神様」が島内の猫神社で祀られており、猫神は大漁の守護神とみなされている。同島には昔から犬が存在せず、島内への犬の持ち込みも島民から拒否されている。
- 幸運のかぎしっぽ・・・かぎしっぽの猫は幸運を運んでくるとして、昔から重宝されてきた。長崎にはかぎしっぽの猫が多く、これは鎖国していた江戸時代にオランダ船が中国南部や東南アジアから連れてきた、かぎしっぽの猫がそのまま住み着いたからだとされている。
- 猫又・・・日本の民間伝承や随筆、怪談に登場する猫の妖怪。猫又は大きく分けると、家で飼われていた猫が年老いて化けたものと、山中に住んでいて人々を襲うとされるものの2種類いる。日本で初めて猫又の名が登場したのは、藤原定家の日記である『明月記』だとされている。
- 黒猫は縁起がいい?・・・江戸時代における黒猫は幸運の象徴であり、カラスと並び縁起物として大切にされていた。さらに、幕末では黒猫を飼うと結核が治ると信じられていた。最古の招き猫は黒猫であり、招き猫の中でも特に縁起がいいとされ、厄除けや商売繫盛の力があるとされている。
- 黒猫は不吉?・・・元々、黒猫は幸運の象徴であったが、海外の文化が入ってくると縁起の悪い存在として扱われるようになった。有名な迷信で「黒猫が横切ると不吉」という言い伝えがある。この迷信の起源について様々な説があるが、最も有力な説として、黒猫は幸運の象徴であり、その黒猫が通り過ぎると幸運も逃げてしまうためというものがある。
- 猫が顔を洗うと雨になる・・・これは昔から囁かれている言い伝えだが、猫のヒゲはセンサーとしての役割もあり、湿度や気圧の変化を感じ取ることができるとされている。一説によると、雨が近づくと湿気が多くなり、ヒゲは水分を含んで重くなるため、水分を取ろうとして、顔を洗う仕草に繋がるのではないかといわれているが、科学的根拠は乏しいとされている。
ネコに関する迷信・言い伝え・トリビア(海外)
- 猫のくしゃみを聞くと幸運が訪れる(イタリア)・・・イタリアで飼っている猫がくしゃみをすると金運が上がり、花嫁が結婚式の日に猫のくしゃみを聞くと、結婚が良いものになるとされている。しかし、猫がくしゃみを3回すると、運気が下がるといわれているので注意が必要。
- 黒猫は『魔法の猫』(フランス南部)・・・黒猫はフランス南部では魔法の猫だとされ、ちゃんと餌を与え、リスペクトを持って接する飼い主には幸運を運んでくるといわれている。
- 濡れた猫は雨を降らせる(インドネシア)・・・インドネシアの一部の間では、猫はよく天気と結び付けられており、猫を濡らすと雨が降るという迷信が存在する。そのため、雨を降らせたい人々は猫をお風呂に入れようとする。
- 白猫は幸運の象徴(アメリカ)・・・アメリカでは昼に道中で白猫を見かけると縁起が良いとされ、夢の中に白猫が出てくるのも良いことが起きる前触れだといわれている。しかし、夜道で白猫を見かけるのは縁起が悪いとされている。
- 猫は噂好き(オランダ)・・・オランダには猫が噂を広めているという迷信があり、猫は人の秘密を周囲に言いふらすと考えられている。そのため、猫が近くにいる場合はプライベートや秘密に関することはを話すのは控えるべきとされている。
- 猫に九生あり(エジプト、ヨーロッパ)・・・この迷信(ことわざ)は主にヨーロッパ圏で広く知られ、英語では『a cat has nine lives』という。 起源については曖昧だが、1553年にイギリスのウィリアム・ボールドウィンによって書かれた小説、『Beware The Cat(猫にご用心)』では「『 a witch may take on her a cats body nine times(魔女は猫の姿を9回借りられる)」という一節が登場し、世界的名作として知られるウィリアム・シェークスピアの作品『ロミオとジュリエット』にも猫の九つの命について言及する場面がある。このことから16世紀頃にはこのような迷信が根付きつつあったと考えられる。
- ケット・シー(アイルランド)・・・アイルランドの伝承に登場する妖精の一種であり、「ケットは猫、シーは妖精」を意味する。彼らの外見は通常、「胸毛の白い黒猫」だと言われているが、実際にはもっと多種多様な毛色の個体が存在しているらしい。人前では普通の猫のふりをしている。二足歩行も得意だとされ、大きいものだと大型犬くらいの個体も存在し、賢いものは二か国語以上話すこともできるとされている。この世のどこかに彼らの王国が存在するとされている。
猫に関する雑学
- 豊臣秀吉は猫好き・・・天下統一を果たした豊臣秀吉は飼い猫を非常に可愛がっており、1593年(文禄2年)の某日、大阪城にて秀吉の愛猫が行方不明になってしまった。秀吉は直ちに五奉行の一人である浅野長吉(浅野長政)に捜索を命じたが、猫を発見することはできず、困り果てた長吉は野々口五兵衛に「あなたの虎毛の猫を借りたい」という書状を送った。この事件の結末は記録されておらず、結局、秀吉の飼い猫見つかったのかは分からず終いとなっている。
- ケンブリッジ大学の学寮では猫が飼える・・・イギリスのケンブリッジ大学の学寮では「犬の飼育は禁止だが、猫は飼育はOK」というルールがあり、複数の寮で猫が飼われている。
- 8月8日は世界猫の日・・・この記念日は2002年にカナダの国際動物福祉基金(IFAW)によって制定された。世界猫の日の趣旨について諸説は数多く存在するがIFAW側はこの記念日を制定した目的について、明確な公言はしていない。2020年以降、世界猫の日の管理運営はイギリスの非営利団体「インターナショナルキャット・ケア」に引き継がれた。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。今回は猫に関する迷信・雑学についてまとめました。猫は昔から馴染み深い動物であり、数多くの迷信が信じられて来ました。しかし、ほとんどの迷信には科学的根拠がありません。