『地上最速の哺乳類』チーターについて徹底解説!

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当記事では、チーターについて解説しています。特徴、歴史、性格についてまとめているので、チーターに興味のある方は是非最後までご覧ください。

チーターの特徴

学名Acinonyx jubatus

哺乳網食肉目ネコ科チーター属に分類される食肉類

分布(アルジェリアマリ共和国、イラン、タンザニアジンバブエウガンダなど)

体長110~150㎝ 尾長60~90㎝ 肩高67~94㎝ 体重35~72㎏ 

性質 ・体型は細い。頸部から背にかけて体毛が伸長する。

   ・毛衣は淡黄色で硬く、黒い斑点が点在している。尾には黒い帯模様が入り、先端の毛は白い。

   ・頭部は小型。耳介は小型でやや扁平。虹彩は黄で瞳孔は丸い。

   ・眼の内角から口にかけて、黒い筋模様が入る。

   ・犬歯および歯根は小型。四肢は細長い。爪を部分的にしか引っ込めることができない。

   ・爪はスパイクの役割を果たしており、速く走ることに適している。

   ・地上最速の哺乳類で、最高時速は100㎞以上だといわれている。

   ・走行距離は平均300m未満だが、最大600mまで走ることができる。

   ・基本的に単独で行動するが、血縁関係のある個体では小規模な群れを形成することがあり、稀に家族でない個体も交じっている。

   ・オスは縄張りを形成し、群れを形成している場合は共同で縄張りを守るが、縄張りを持たず放浪するオスもいる。

   ・縄張りを持つオスより、メスや放浪中のオスの方が行動範囲が広いといわれている。

   ・獲物に100~300mまで接近してから狩りを行う。距離200m以上だと狩りの成功率が低下する。

   ・主に小型から中型有蹄類、大型有蹄類の幼獣などを食べ、鳥類や小動物を捕食することもある。

   ・水は4日に1回、時には10日に1回だけ飲むこともある。

   ・天敵にはハイエナやライオンなどがいる。

チーターの歴史

チーターは猛獣の中でも比較的飼いやすいとされ、古代アッシリア、エジプト、インドのムガル帝国などでも飼育されていた記録があり、ムガル帝国のアクバル1世は約9000頭の個体を飼育していたとされている。16世紀のイタリア画家ティツィアーノの油彩画「バッカスアリアドネ」では、ギリシャ神話の神バッカスの戦車を引く2頭のチーターが描かれている。1777年、ドイツ人のヨハン・シュレーバーは喜望岬にあったチーターの皮を分析して、標本に記載し、「Felis jubatus」という学名をつけた。1828年にはイギリス人のジョシュア・ブルックスによって「チーター」という一般名が提案され、現代で「Acinonyx jubatus」という学名が使われている。19世紀にロンドン動物学会で飼育されると、世界中の動物園で飼育、繁殖されるようになったが、20世紀後半には生息数が減少したことにより、ワシントン条約が施行され、ワシントン条約附属書Ⅰに掲載され、野生のチーターの取引が制限されるようなった。2014年には飼育下のチーターの数は1730頭と推定され、全体の8割以上が飼育下で生まれたとされている。日本では1997年に、九州自然動物公園アフリカンサファリで初めてチーターの飼育下繁殖に成功した。現在、チーターは特定動物に指定され、2019年6月には愛玩目的の飼育が禁止された。

チーターの性格

 

臆病で警戒心が強く、穏やかで争いを好まないとされている。

プラス思考で好奇心旺盛なため、人に懐く個体も多いといわれている。

慎重で大人しく、人に対して攻撃的になることはあまりない。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回はチーターについて解説しました。最速の哺乳類として非常に人気が高く、性格も比較的大人しいことから飼いたいという人が多いがですが、現在、ワシントン条約により取引が制限されいるおり、日本では特定動物の指定されているので、一般人がチーターを飼うことは難しいとされています。