『ネコ科最大最強』トラについて徹底解説!

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当記事では、最大最強のネコ科動物であるトラについて解説しています。特徴や歴史、種類、性格についてまとめているので、トラについて詳しく知りたい方は是非最後までご覧ください。

トラの特徴

学名 Panthera tigris

哺乳網食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される食肉類

分布(インド、タイ、中国、インドネシア、ネパール、バングラデシュラオスなど)

体長146~229㎝ 尻長60~110㎝ 体重65~306㎏ 

寿命 野生下では8~10年 飼育下では15~20年

性質 ・現存するネコ科動物の中では最大とされている。

   ・基本的に単独で行動し、縄張りを形成して生活をしている。

   ・メスよりオスの方が体が大きいとされている。

   ・寒い地域に生息しているトラの方が大型だといわれている。

   ・広大な土地を必要とする。子トラは母親と約2年間一緒に暮らし、その後自立する。

   ・赤褐色やオレンジ色の体色に黒い縞模様が特徴的。お腹など一部が白い。

   ・鼻面が太く短い、顎の力がとても強い。

   ・前足の筋肉が発達していて、獲物を押さえつけることができる。

   ・後足が前足より長く、跳躍に適しているとされている。

   ・ネコ科なのに水泳が得意。しかし、長距離を走るのは苦手。

   ・主にシカやイノシシなどの有蹄類を捕食する。

トラの歴史

トラは古くから飼育されており、古代ローマではトラを円形劇場に展示されたり、犯罪者の公開処刑に利用したりしていた。13世紀にはモンゴル皇帝のフビライ・ハーンもトラを飼育していたといわれている。中世以降、多くのトラがヨーロッパの動物園(見世物小屋)で飼育され、上流階級の娯楽として人気となった。1758年にカール・リンネによって初めて正式に公表され、「Felis tigris」という学名がつけられた。19世紀になると動物園は一般にも公開され、民衆の間でも人気が高まったことで飼育個体数は急増した。1929年にはイギリス人のレジナルド・イネス・ポーコックによってヒョウ属に分類され、「Panthera tigris」という新たな学名がつけられた。1987年にフーリエ解析研究が行われ、トラの縞模様の空間周波数は環境と一致していることから、トラの縞模様は樹木や長い草などの植生のカモフラージュに有利であると考えられている。20世紀以降、違法取引や狩猟などの影響でトラの生息数は激減しており、多くの種が絶滅した。現存する種も絶滅危惧種に認定され、現在ではトラはワシントン条約附属書Ⅰで国際的に保護されており、生きたトラの取引は禁止されている。日本では、ヒョウ属単位で特定動物に指定され、2019年に愛玩目的での飼育が禁止された。

現存するトラの種類

1.ベンガルトラ・・・2番目に大きいトラ。短毛で他の種と比べ縞模様が少なく、肩や胸に縞模様がない場合もある。頬や耳介の内側は白い毛で被われている。

2.アムールトラ・・・ネコ科の中で最も大きい。長毛で冬は毛の長さが3倍以上になり、尻尾は黒と白の体毛で被われている。イエネコとDNAが95.6%同じである。

3.インドネシアトラ・・・縞模様が細くて短い。古代に他の種から分岐した考えられており、近年の調査でアムールトラと遺伝的に極めて近縁であることが判明している。

4.スマトラトラ・・・最も小さいトラ。他の種と比べ縞模様が多く幅が広い、肩部より後ろは2本ずつ束になっている。唯一島に生息している。

トラの性格

社会性が低く、マイペースで単独行動を好むとされている。

警戒心が強く縄張り意識が強いため、敵に対しては攻撃的なる

子トラ時代から飼育すれば人によく懐く子が多いとされている。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回はトラについて解説しました。最大最強のネコ科動物とも称されるトラ、古代から強さの象徴とされ現代でも根強い人気があります。しかし、近年では生息数が激減したことで絶滅危惧種認定され、国際的に保護活動が行われている。