人気が高いフクロウ7選! 特徴や性格などについて解説!

*このブログはアフリエイト広告を利用しています。

当記事では、人気のフクロウについてそれぞれ解説しています。特徴、歴史、性格、価格についてまとめているので、フクロウに興味のある方は是非最後までご覧ください。

ウラルフクロウ

【特徴】:学名Strix uralensis    鳥網フクロウ目フクロウ科フクロウ属

     分布(ユーラシア大陸北部)

     全長50~62㎝ 翼開長94~110㎝ 尾長22~25㎝ 体重500~1300g

     知名度が高く、「森の博士」「森の哲学者」と呼ばれている。

     成鳥は14種類、幼鳥は4種類の鳴き声を使い分けることができる。

 

【歴史】:ヨーロッパの民謡、童話にウラルフクロウは知恵の象徴とされることが多々ある。ギリシャ神話に登場する女神アテーナーはフクロウをシンボルにしており、アテーナーと同一視されているローマ神話のミネルヴァもフクロウをシンボルとしている。1771年にピーター・サイモン・パラスによって「Strix uralensis」という学名がつけられ、ヨーロッパで正式に公表された。1771~1931年までに多くの亜種が発見されており、正式に認められた亜種は約10種類である。1979年にフクロウ目単位でワシンントン条約附属書Ⅱに掲載されている。

 

【性格】:警戒心が強く社会性が高い、穏やかで好奇心旺盛。

     繁殖期は雛を守るために攻撃的になる場合がある。

     個体によって性格の差が激しいといわれている。

 

【価格】:40~80万円

 

アメリワシミミズク

【特徴】:学名Bubo virginianus  鳥網フクロウ目フクロウ科ワシミミズク

     分布(北アメリカ、中央アメリカ、南アメリカ

     全長45~60㎝ 翼開長100~150㎝ 体重1~2.5㎏

     北アメリカに生息する鳥類の中では頂点に君臨している。

     運動神経がいいが、嗅覚はあまり優れてないといわれている。

     

【歴史】:古くから一部のインディアンはアメリワシミミズクを「強さ、美しさ、勇気」の象徴として崇拝しており、南西部のピマ族に間ではフクロウを殺された戦士の生まれ変わりと信じられていた。1788年にドイツ人のヨハン・フリードリヒ・グメリンによって、カール・リンネの「Systema Naturae」の改訂増補版で初めて正式に記載され、現在では1805年にアンドレー・デュメリルによって導入されたワシミミズク属に分類されている。1788~2008年までに20種類以上の亜種が発見されているが、現在、正式に認められた亜種は約15種類である。

 

【性格】:エネルギッシュで荒々しい、能動的でマイペース。

     警戒心が強いが雛から育てると懐く場合がある。

     愛情深く、子育てに積極的だといわれている。

 

【価格】:60~100万円

シロフクロウ

【特徴】:学名Bub scandiacus  鳥網フクロウ目フクロウ科ワシミミズク

     分布(ユーラシア大陸北部、北アメリカ大陸北部)

     全長50~60㎝ 翼開長140~165㎝ 体重1.6~3㎏

     ハリーポッターにも主人公ハリーの相棒として登場している。

     白く美しい羽が特徴的、黒い斑点模様が見られる。

 

【歴史】:シロフクロウは美しい見た目から古来から非常に人気が高く、様々な国の民話、絵画、文学などに登場している。1758年にカール・リンネによって出版れた「Systema Naturae」の第10版に正式に記載され、現在では1805年にアンドレー・デュメリルによって導入されたワシミミズク属に分類されている。近年の研究では、化石から第四紀時代には氷河の影響により広く分布していたことが分かっている。乱獲や森林破壊などが原因で生息数が年々減少しており、フクロウ目でワシントン条約附属書Ⅱに掲載されている。

 

【性格】:野性的で気性が荒い、知能が高く好奇心旺盛。

     人馴れしにくいが雛から育てると懐く場合がある。

     縄張り意識が強く、攻撃的な一面がある。

 

【価格】:50~70万円

メンフクロウ

【特徴】:学名Tyto alba  鳥網フクロウ目メンフクロウ科メンフクロウ属

     分布(南極大陸を除くすべての大陸に分布している)

     全長29~44㎝ 翼開長68~105㎝ 体重224~710g

     白いお面をつけているよう顔が名前の由来とされている。

     猛禽類の中でハヤブサに次いで2番目に広く生息分布している。

 

【歴史】:多くの地域の農村住民はメンフクロウを不吉な存在だと考えており、南アフリカなどではしばしば魔術と関連づけていて迫害対象になっている。対照的にインドのヒンドゥー教ではメンフクロウを富と幸福の女神ラクシュミーのシンボルとして崇拝している。1769年にイタリア人のジョヴァンニ・アントニオ・スコポリによって初めて公表され、「Strix alba」という学名がつけられた。しかし、後年には属名Strixは典型的なフクロウ科のフクロウ属のみに使用されるようになり、現代では「Tyto alba」という新しい学名がつけられている。

 

【性格】:神経質で臆病、野性味が強く用心深い。

     比較的穏やかだが、繊細で傷付きやすい。

     雛から育てるとよく懐くとされている。

 

【価格】:15~30万円

モリフクロウ

【特徴】:学名Strix aluco  鳥網フクロウ目フクロウ科フクロウ属

     分布(ヨーロッパから西シベリア)

     全長37~46㎝ 翼開長81~105㎝ 体重385~800g

     赤褐色の個体の他に灰色の個体なども存在している。

     聴覚が優れ、暗闇でも音を頼りに獲物を捕まえることができる。

     

【歴史】:一部の地域の人々はモリフクロウを死や不運の前兆と関連づけていた。1758年にカール・リンネによって「Systema Naturae」に記載され、「strix aluco」という学名がつけられた。ウラルフクロウ、シマフクロウ、ヒマラヤフクロウなどは遺伝的に近く親戚関係にあるといわれている。1758~1934年までに15種類の亜種が発見されているが、正式に亜種として認識されているのは7種とされている。現在、野生種は鳥マラリアの影響を多く受けており、1996年のイギリスでは感染率2~3%だったが、2010年には60%までに増加している。

 

【性格】:用心深くで大人しく、人懐っこく穏やか。

     甘えん坊な一面があり、のんびりしている。

     比較的飼いやすいといわれている。

     

【価格】:35~50万円

コキンメフクロウ

【特徴】:学名Athene noctua  鳥網フクロウ目フクロウ科コキンメフクロウ属

     分布(ヨーロッパ、北アフリカから中国までのアジア)

     全長20~25㎝ 翼開長50~59㎝ 体重130~200g

     金色の美しい目は名前の由来になっているといわれている。

     ギリシャ神話に登場するアテーナーの従者と考えられている。

 

【歴史】:後期旧石器時代以降、コキンメフクロウは木製の柱や小像など様々な形で描かれており、紀元前500年頃、ギリシャで使用されていたテトラドラクム硬貨にもコキンメフクロウの姿が描かれている。1769年にイタリア人のジョヴァンニ・アントニオ・スコポリによって正式に公表され、近年では1822年にドイツ人のフリードリッヒ・ボイエによって導入されたコキメンフクロウ属に分類されている。19世紀から観賞用の鳥として飼われていた記録があり、イタリアではネズミや昆虫捕りのためにコキンメフクロウを飼育していたとされている。

 

【性格】:神経質で警戒心が強い、頑固でスキンシップが苦手。

     防衛本能がとても強く攻撃的になる場合がある。

     臆病で人に懐くには時間がかかるといわれている。

 

【価格】:30~40万円

アカスズメフクロウ

【特徴】:学名Glaucidium brasilianum 鳥網フクロウ目フクロウ科スズメフクロウ属

     分布(中央アメリカ、南アメリカ

     全長15~20㎝ 翼開長?㎝ 体重45~105g

     現存するフクロウの中で最も小さい種とされている。

     後頭部に黒色い目のようなと模様があり、「眼状紋」と呼ばれている。

【歴史】:1788年にドイツ人のヨハン・フリードリヒ・グメリンによって、カール・リンネの「Systema naturae」の改訂増補版で初めて正式に記載された。アカスズメフクロウは元々フクロウ属に分類されていたが、近年ではアカスズメフクロウを1826年にフリードリッヒ・ボイエによって導入されたスズメフクロウ属に分類するようになった。1788~1995年までに多くの亜種が発見されているが、正式に認められた亜種は13種類である。アメリカでは米国絶滅危惧種法の下で絶滅危惧種指定されていたが、現在では解除されている。

 

【性格】:繊細で臆病、懐きにくいといわれている。

     神経質な一面があり、スキンシップは苦手。

     優しく接すると懐いてくれる場合がある。

 

【価格】:20~40万円

飼う時の注意点

①鳴き声の大きさは種類や性格によって変わり、たくさん鳴く個体もいれば、まったく鳴かない個体もいる。

猛禽類なので噛む力や掴む力が強く、扱いを間違えると怪我をする危険がある。

クラミジア症などの病気になる恐れがあり、病気によっては人にも感染する危険がある。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回は人気のフクロウについて解説しました。フクロウは種類や個体によって性格がバラバラなため、家族に迎える場合はしっかり検討する必要がります。