コアラの生態について徹底解説!特徴や歴史、性格について

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当記事では、コアラの生態について解説しています。特徴や歴史、性格にまとめているので、コアラについて詳しく知りたい人は是非最後までご覧ください。

コアラの特徴

学名 Phascolarctos cinereus

哺乳網双前歯目コアラ科コアラ属に分類される有袋類 薄明薄暮

分布(オーストラリアのクイーンズランド州南東部、ニューサウスウェールズ州東部、ビクトリア州南オーストラリア州南東部)

体長64.8~82㎝ 体重4.1~14.9㎏ 寿命 野生では10~12年 飼育下では15~20年

性質 ・熱帯雨林、温帯のユーカリ林、疎林などに生息する。

   ・基本的に群れを作らず、単独で行動する。巣を持たない。

   ・1日のうち18~20時間を寝て過ごす。

   ・地上に降りることは稀だが、木から移動する際に地上に降りたりする。

   ・数mほどであれば樹間を飛び移ることもできる。

   ・水分は食物からのみ摂取し、直接水を飲むことは稀である。

   ・ユーカリの葉やアカシア、ティーツリーの葉や芽を食べる。

   ・盲腸で発酵させることでユーカリの毒素を分解し、消化吸収する。

   ・樹上生活に適応しており、脂肪は少なく筋肉質である。

   ・恒温動物であり、体温は36℃ほぼ一定である。

   ・メスは育児嚢を持ち、この中に乳首を2つを持っている。

   ・繁殖様式は胎生。発情期は春の9月~夏の2月までである。

   ・天敵は大きな猛禽類、ニシキヘビ、ディンゴ、野犬、キツネなど。

   

コアラの歴史

コアラがヨーロッパ人によって初めて目撃されたのは、1798年1月26日にジョン・ハイターの使用人であったジョン・プライスがシドニー西部のブルーマウンテンズを探検している時であり、プライス氏は「先住民がCullawineと呼ぶ動物がいた。」と記録している。1802年にはフランシス・バラリアーも目撃記録し、1810年になるとジョージ・ペリーが博物学の著作「アルカナ」でコアラの写真を公表した。1816年にはアンリ・ブランヴィルによって「Phascolarctos」という属名が与えられ、翌年にはゲオルク・アウグスト・ゴルトフスにより「cinereus」という種小名が与えられた。1881年にイギリスのロンドン動物学会はようやく生きたコアラを入手したが、検察官のウィリアム・アレクサンダー・フォーブスによるとこのコアラは事故死してしまったという。1915年、アメリカのサンディエゴ動物園がコアラの飼育を始めたが、コアラの生息数が減少するとオーストラリア政府は海外へ輸出することを禁止した。1980年に法が改正されるまでオーストラリアとサンディエゴ動物園でしか見ることができなかった。日本では、1984年にオーストラリアのタロンガ動物園から東山動植物園多摩動物公園鹿児島市平川動物公園の3園にオスが2頭ずつ贈られ、1986年には鹿児島市平川動物公園でコアラの飼育下繁殖に成功した。近年では、大規模森林火災などの影響によりクイーンズランド州ニューサウスウェールズ州に生息するコアラは絶滅の危機に瀕している。

コアラの性格

可愛らしく大人しそうな見た目に反して、勇猛果敢だといわれている。

縄張り意識が強く、侵入者を嚙んだりするなど荒々しい一面がある。

繊細でストレスに弱く、スキンシップはあまり好きではない。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回はコアラの生態について解説しました。可愛らしい外見から世界中で人気になったコアラ、近年では森林火災などの影響で生息数が減ってしまいました。一部の地域では絶滅滅危惧種に認定されており、現在、世界中でコアラの保護活動が行われています。