人気が高いフクロウ7選! 特徴や性格などについて解説!

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当記事では、人気のフクロウについてそれぞれ解説しています。特徴、歴史、性格、価格についてまとめているので、フクロウに興味のある方は是非最後までご覧ください。

ウラルフクロウ

【特徴】:学名Strix uralensis    鳥網フクロウ目フクロウ科フクロウ属

     分布(ユーラシア大陸北部)

     全長50~62㎝ 翼開長94~110㎝ 尾長22~25㎝ 体重500~1300g

     知名度が高く、「森の博士」「森の哲学者」と呼ばれている。

     成鳥は14種類、幼鳥は4種類の鳴き声を使い分けることができる。

 

【歴史】:ヨーロッパの民謡、童話にウラルフクロウは知恵の象徴とされることが多々ある。ギリシャ神話に登場する女神アテーナーはフクロウをシンボルにしており、アテーナーと同一視されているローマ神話のミネルヴァもフクロウをシンボルとしている。1771年にピーター・サイモン・パラスによって「Strix uralensis」という学名がつけられ、ヨーロッパで正式に公表された。1771~1931年までに多くの亜種が発見されており、正式に認められた亜種は約10種類である。1979年にフクロウ目単位でワシンントン条約附属書Ⅱに掲載されている。

 

【性格】:警戒心が強く社会性が高い、穏やかで好奇心旺盛。

     繁殖期は雛を守るために攻撃的になる場合がある。

     個体によって性格の差が激しいといわれている。

 

【価格】:40~80万円

 

アメリワシミミズク

【特徴】:学名Bubo virginianus  鳥網フクロウ目フクロウ科ワシミミズク

     分布(北アメリカ、中央アメリカ、南アメリカ

     全長45~60㎝ 翼開長100~150㎝ 体重1~2.5㎏

     北アメリカに生息する鳥類の中では頂点に君臨している。

     運動神経がいいが、嗅覚はあまり優れてないといわれている。

     

【歴史】:古くから一部のインディアンはアメリワシミミズクを「強さ、美しさ、勇気」の象徴として崇拝しており、南西部のピマ族に間ではフクロウを殺された戦士の生まれ変わりと信じられていた。1788年にドイツ人のヨハン・フリードリヒ・グメリンによって、カール・リンネの「Systema Naturae」の改訂増補版で初めて正式に記載され、現在では1805年にアンドレー・デュメリルによって導入されたワシミミズク属に分類されている。1788~2008年までに20種類以上の亜種が発見されているが、現在、正式に認められた亜種は約15種類である。

 

【性格】:エネルギッシュで荒々しい、能動的でマイペース。

     警戒心が強いが雛から育てると懐く場合がある。

     愛情深く、子育てに積極的だといわれている。

 

【価格】:60~100万円

シロフクロウ

【特徴】:学名Bub scandiacus  鳥網フクロウ目フクロウ科ワシミミズク

     分布(ユーラシア大陸北部、北アメリカ大陸北部)

     全長50~60㎝ 翼開長140~165㎝ 体重1.6~3㎏

     ハリーポッターにも主人公ハリーの相棒として登場している。

     白く美しい羽が特徴的、黒い斑点模様が見られる。

 

【歴史】:シロフクロウは美しい見た目から古来から非常に人気が高く、様々な国の民話、絵画、文学などに登場している。1758年にカール・リンネによって出版れた「Systema Naturae」の第10版に正式に記載され、現在では1805年にアンドレー・デュメリルによって導入されたワシミミズク属に分類されている。近年の研究では、化石から第四紀時代には氷河の影響により広く分布していたことが分かっている。乱獲や森林破壊などが原因で生息数が年々減少しており、フクロウ目でワシントン条約附属書Ⅱに掲載されている。

 

【性格】:野性的で気性が荒い、知能が高く好奇心旺盛。

     人馴れしにくいが雛から育てると懐く場合がある。

     縄張り意識が強く、攻撃的な一面がある。

 

【価格】:50~70万円

メンフクロウ

【特徴】:学名Tyto alba  鳥網フクロウ目メンフクロウ科メンフクロウ属

     分布(南極大陸を除くすべての大陸に分布している)

     全長29~44㎝ 翼開長68~105㎝ 体重224~710g

     白いお面をつけているよう顔が名前の由来とされている。

     猛禽類の中でハヤブサに次いで2番目に広く生息分布している。

 

【歴史】:多くの地域の農村住民はメンフクロウを不吉な存在だと考えており、南アフリカなどではしばしば魔術と関連づけていて迫害対象になっている。対照的にインドのヒンドゥー教ではメンフクロウを富と幸福の女神ラクシュミーのシンボルとして崇拝している。1769年にイタリア人のジョヴァンニ・アントニオ・スコポリによって初めて公表され、「Strix alba」という学名がつけられた。しかし、後年には属名Strixは典型的なフクロウ科のフクロウ属のみに使用されるようになり、現代では「Tyto alba」という新しい学名がつけられている。

 

【性格】:神経質で臆病、野性味が強く用心深い。

     比較的穏やかだが、繊細で傷付きやすい。

     雛から育てるとよく懐くとされている。

 

【価格】:15~30万円

モリフクロウ

【特徴】:学名Strix aluco  鳥網フクロウ目フクロウ科フクロウ属

     分布(ヨーロッパから西シベリア)

     全長37~46㎝ 翼開長81~105㎝ 体重385~800g

     赤褐色の個体の他に灰色の個体なども存在している。

     聴覚が優れ、暗闇でも音を頼りに獲物を捕まえることができる。

     

【歴史】:一部の地域の人々はモリフクロウを死や不運の前兆と関連づけていた。1758年にカール・リンネによって「Systema Naturae」に記載され、「strix aluco」という学名がつけられた。ウラルフクロウ、シマフクロウ、ヒマラヤフクロウなどは遺伝的に近く親戚関係にあるといわれている。1758~1934年までに15種類の亜種が発見されているが、正式に亜種として認識されているのは7種とされている。現在、野生種は鳥マラリアの影響を多く受けており、1996年のイギリスでは感染率2~3%だったが、2010年には60%までに増加している。

 

【性格】:用心深くで大人しく、人懐っこく穏やか。

     甘えん坊な一面があり、のんびりしている。

     比較的飼いやすいといわれている。

     

【価格】:35~50万円

コキンメフクロウ

【特徴】:学名Athene noctua  鳥網フクロウ目フクロウ科コキンメフクロウ属

     分布(ヨーロッパ、北アフリカから中国までのアジア)

     全長20~25㎝ 翼開長50~59㎝ 体重130~200g

     金色の美しい目は名前の由来になっているといわれている。

     ギリシャ神話に登場するアテーナーの従者と考えられている。

 

【歴史】:後期旧石器時代以降、コキンメフクロウは木製の柱や小像など様々な形で描かれており、紀元前500年頃、ギリシャで使用されていたテトラドラクム硬貨にもコキンメフクロウの姿が描かれている。1769年にイタリア人のジョヴァンニ・アントニオ・スコポリによって正式に公表され、近年では1822年にドイツ人のフリードリッヒ・ボイエによって導入されたコキメンフクロウ属に分類されている。19世紀から観賞用の鳥として飼われていた記録があり、イタリアではネズミや昆虫捕りのためにコキンメフクロウを飼育していたとされている。

 

【性格】:神経質で警戒心が強い、頑固でスキンシップが苦手。

     防衛本能がとても強く攻撃的になる場合がある。

     臆病で人に懐くには時間がかかるといわれている。

 

【価格】:30~40万円

アカスズメフクロウ

【特徴】:学名Glaucidium brasilianum 鳥網フクロウ目フクロウ科スズメフクロウ属

     分布(中央アメリカ、南アメリカ

     全長15~20㎝ 翼開長?㎝ 体重45~105g

     現存するフクロウの中で最も小さい種とされている。

     後頭部に黒色い目のようなと模様があり、「眼状紋」と呼ばれている。

【歴史】:1788年にドイツ人のヨハン・フリードリヒ・グメリンによって、カール・リンネの「Systema naturae」の改訂増補版で初めて正式に記載された。アカスズメフクロウは元々フクロウ属に分類されていたが、近年ではアカスズメフクロウを1826年にフリードリッヒ・ボイエによって導入されたスズメフクロウ属に分類するようになった。1788~1995年までに多くの亜種が発見されているが、正式に認められた亜種は13種類である。アメリカでは米国絶滅危惧種法の下で絶滅危惧種指定されていたが、現在では解除されている。

 

【性格】:繊細で臆病、懐きにくいといわれている。

     神経質な一面があり、スキンシップは苦手。

     優しく接すると懐いてくれる場合がある。

 

【価格】:20~40万円

飼う時の注意点

①鳴き声の大きさは種類や性格によって変わり、たくさん鳴く個体もいれば、まったく鳴かない個体もいる。

猛禽類なので噛む力や掴む力が強く、扱いを間違えると怪我をする危険がある。

クラミジア症などの病気になる恐れがあり、病気によっては人にも感染する危険がある。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回は人気のフクロウについて解説しました。フクロウは種類や個体によって性格がバラバラなため、家族に迎える場合はしっかり検討する必要がります。

コウノトリの生態について解説!特徴、歴史、性格

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当記事では、コウノトリの生態について解説しています。特徴、歴史、性格についてまとめているので、コウノトリについて詳しく知りたい人は是非最後までご覧ください。

コウノトリの特徴

学名 Ciconia boyciana

鳥網コウノトリコウノトリコウノトリ属に分類される鳥類

分布(日本、中華人民共和国大韓民国朝鮮民主主義人民共和国、ロシア南東部)

全長110~115㎝ 翼長58~67㎝ 翼開長195㎝ 体重3~5㎏ 

性質 ・分布域は東アジアに限られ、総数は推定2000~3000羽とされる。

   ・雄雌の区別は外見だけでは判断するのが難しく、DNA鑑定などで初めて判明する。

   ・全身の羽色は白く、風切羽、大雨覆は黒い。幼鳥のみ、中雨覆の一部が黒い。

   ・嘴は黒く、基部は赤い。眼の周囲は皮膚が赤く裸出している。後脚は赤い。

   ・他の多数の鳥類と異なり、爪は鉤爪ではなく平爪である。

   ・中国北部、ロシア南東部のアムール川ウスリー川流域で繁殖する。

   ・冬季になると日本、台湾、大韓民国、香港、長江中流域へ南下して越冬する。

   ・3歳頃から繁殖を始める。頭部を反らせ嘴を叩き合わせて求愛(クラッタリング)する。

   ・一夫一妻制で造巣、抱卵、育雛を雄雌共同で行う。

   ・湿原に面した大木の樹上に巣を作る。他の鳥類に比べ縄張り意識が強い。

   ・4月頃に繁殖し、2~6個の卵を産む。抱卵期間は31~35日。

   ・育雛期間は55~70日で、雛は孵化してから58~71日で巣立ちする。

   ・雛が生まれると親鳥は巣の中に餌を吐き戻して与え、雛は吐き出された餌を自力で食べる。

   ・肉食性で魚類、ヘビ、カエル、ネズミ、鳥類の卵や雛、昆虫などを食べる。

コウノトリの歴史

明治時代以前はタンチョウと混同され、絵画のモチーフになっていたとされる。日本では元々広範囲に分布しており、19世紀には江戸市中でも繁殖した記録がある。ドイツ商人であるカール・ハーゲンベックも駿府城の樹上、横浜市で飛来したものを目撃している。しかし、明治時代に乱獲され、日本での繁殖個体群は兵庫県但馬地区と福井県若狭地区の個体群を除いて絶滅してしまった。1908年には禁猟とされ、1921年になると生息地が天然記念物に指定された。第二次世界大戦中は営巣地であった松林が伐採されたことや水田を荒らす害鳥として駆除されたことで但馬地区でも生息数が激減した。第二次世界大戦以降は水銀農薬の影響で獲物が減少、近親交配により生息数がさらに減少した。1953年に種として天然記念物、1956年に特別天然記念物に指定され、1962年に文化財保護法に基づき兵庫県福井県が「特別天然記念物コウノトリ管理団体」の指定を受けた。1965年から野生個体の捕獲と、飼育下で繁殖させる試みが進められるようになったが、1971年に日本産の個体群は絶滅してしまった。1988年に多摩動物公園で中国から譲り受けた個体の飼育下繁殖に成功し、大阪市天王寺動物園でも繁殖に成功した。兵庫県では1992年に野生復帰計画が開始され、1999年には本種の再導入を目的として兵庫県立コウノトリの郷公園が開園した。現在は絶滅危惧種に指定されている。

コウノトリの性格

繊細で神経質、好きな相手には一途で愛情深いといわれている。

気性が荒く、気に入らない相手には攻撃的になる場合がある。

縄張り意識が強く、好き嫌いが激しくといわれている。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回はコウノトリの生態について解説しました。日本産の個体群は絶滅してしまいましたが、現代では野生復帰を目的に中国やロシアなどから個体を導入、飼育下繁殖を行われ、少しずつ生息数が回復して来ています。しかし、数が増えるにつれて、防鳥ネットや電線などの人工物にコウノトリが絡まる被害が問題になっています。

モルモットについて徹底解説!歴史や性格などについて

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当記事では、モルモットについて解説しています。特徴、歴史、性格、価格についてまとめているので、モルモットを飼っている方やモルモットについて興味のある方などは是非最後までご覧ください。

モルモットの特徴

学名 Cavia porcellus

哺乳網ネズミ目テンジクネズミ科テンジクネズミ属 夜行性

分布(ボリビア南部、ペルー南部、チリ北部、アルゼンチン北部)

体長20~40㎝ 体重0.8~1.5㎏ 寿命5~8年

性質 ・頭長が大きく無毛。前足に4本、後足に3本の指を持つ。

   ・胎生期から乳歯を持つが切歯は出生前には吸収されてしまう。

   ・生後40日までに永久歯に生え変わり歯根は開放式で一生延びる。

   ・胃は単胃。腸は十二指腸、空腸、回腸を明瞭に区別できない。

   ・盲腸の発達が顕著で、腸の半分を占め、繊維質は盲腸内細菌、原生動物によって消化を行う。

   ・繊維質の消化には盲腸及び結腸内の腸内細菌が不可欠で食糞する習性を持つ。

   ・元々乾いた高地の穴に生息しており、高温多湿に弱い。

   ・野生では群れで行動し、オスには階級制がみられる。

   ・モルモットの快適温度17~24℃ 限界温度10~30℃

   ・ポップコーンジャンプと呼ばれるモルモット独自の跳躍をする。

   ・主食は牧草で、野菜、野草、果物、ペレットなどを食べる。

   ・体内でビタミンⅭを合成することができないため、タンポポや野菜、果物からビタミンⅭを補う必要がある。

   ・空腹になると腸内細菌が減少し、体調不良に陥ってしまう。

   ・体調調整のために多くの水を必要とする。(但し、水の多飲は下痢につながるので、注意が必要である。)   

モルモットの歴史

紀元前5000年前に南アメリカアンデス地域の部族によって食料のために初めて家畜化された。インカ帝国時代には多くの種類の家畜モルモットを開発し、現代の家畜品種の基礎を形成した。スペイン人入植者の証言によると、ペルー原住民はモルモットを生贄や食料のために飼育していたとされている。スペイン、イギリス、オランダの商人がモルモットをヨーロッパに連れて帰り、エリザベス1世を含む王族や貴族の間でエキゾチックアニマルとして人気が高まった。1554年にスイス人のコンラッド・ゲスナーによってヨーロッパで正式に公表され、1777年にはドイツ人のヨハン・エルクスレーベンが「Cavia porcellus」という二項学名を初めて使用した。これはカール・リンネとピーター・パラスの案を融合させたものである。近年のペルーとエクアドルの発掘調査では、モルモットを描いた紀元前500年頃~西暦500年頃の彫像が発掘されている。古代ペルーのモチェ族は動物を崇拝し、モルモットなどの動物を芸術的に描いている。ヨーロッパで最も古いモルモットのイラストは1580年にロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーに所蔵された絵だといわれている。日本には江戸時代にオランダ商人によって長崎に持ち込まれた。オランダ商人はテンジクネズミをマーモットと勘違いして紹介したため、日本ではオランダ商人の語弊が広まり、「モルモット」と呼ばれるようになったとされている。

モルモットの性格

用心深く警戒心が強いが、穏やかで大人しい子が多いされている。

感受性豊かで好奇心旺盛、コミュニケーションが取りやすい。

環境の変化やストレスに弱く体調を崩しやすいといわれている。

モルモットの価格

相場は5000~30000円

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回はモルモットについて解説しました。モルモットは古代から人々と関り、ペットとしても人気が高い動物です。大人しくコミュニケーションが取りやすいため初心者でも飼いやすいとされています。しかし、ストレスに弱く体調を崩しやすいため、飼育するときは注意が必要です。

プレーリードッグについて解説! 特徴や価格などについて

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当記事では、プレーリードッグについて解説しています。特徴、歴史、性格、価格についてまとめています。プレーリードッグについて詳しく知りたい方は是非最後までご覧ください。

プレーリードッグの特徴

学名 Cynomys Rafinesque

哺乳網ネズミ目リス科プレイリードッグ属に分類される動物の総称

分布(北アメリカ大陸の草原地帯)

体長30~38㎝ 尻長8~10㎝ 体重1~2㎏ 

寿命 野生では3~5年 飼育下では6~10年

性質 ・口と口でキスをしたり、抱き合ったりすることで挨拶を交わす。

   ・一夫多妻制で「コテリー」と呼ばれる家族を形成する。

   ・縄張りに他のコテリーのオスが侵入してくるとお尻の臭腺から臭い出し威嚇をする。

   ・縄張り争いで敵対するオスを生き埋めにすることもある。

   ・「タウン」と呼ばれる広大な巣穴を作ることで知られている。

   ・巣穴の中は子供部屋、寝室、トイレなど用途によって部屋が分けられている。

   ・巣穴内の平均気温は年間を通して15℃前後といわれている。

   ・巣穴周辺の草が伸びると、プレーリードッグは視界確保のためそれらを刈り取る。

   ・刈り取った後は柔らかく栄養価の高い草が伸びてくるため、巣穴周辺にはそれらを求める動物が集まる。

   ・プレーリードッグが去った草原は荒れ、砂漠化が進むといわれている。

   ・巣穴の入り口にマウントと呼ばれる見張り台を造り、見張りをする習性がある。

   ・天敵にはコヨーテ、タカ、オオカミ、ピューマアメリアナグマなどがいる。

   ・天敵が近づくと「キャン キャン」という鳴き声を発して仲間に警告する。 

プレーリードッグの歴史

プレーリードッグという名前は少なくとも1774年には既に使用されている。1804年に書かれたルイス・クラーク遠征隊(アメリカ合衆国)の日記には「フランス人がプレーリードッグと呼ぶ動物の巣を発見した」と記録されており、遠征から2年後にはアーカンソー川でゼブロン・パイク中尉によって目撃されいる。プレーリードッグエキゾチックアニマルとして人気が高く、2003年まで北アメリカ、ヨーロッパ、日本でペット取引に行われていた。しかし、2003年半ばにアメリカのウィスコンシン州マディソン地区で飼育されていたプレーリードッグがサル痘に感染したことで、CDC(米国疾病管理予防センター)とFDA(食品医薬品局)はアメリカ国内での捕獲、販売、輸送を禁止する共同命令を発令し、EU欧州連合)もこれに対しプレーリードッグの輸入を禁止した。2008年になると、CDCとFDAは禁止令を解除し、プレーリードッグの捕獲、販売、輸送は再び合法化したが一部の州では禁止令が発行されている。EUは野生で捕獲されたプレーリードッグ輸入禁止を解除していない。これは野生で捕獲された個体は死亡率が高いため、ヨーロッパの主要なプレーリードッグ協会がアメリカからの輸入に反対しているからである。日本では、ペストや野兎病などの感染症を媒介する恐れがあるため、2003年から輸入は禁止されている。

プレーリードッグの性格

社会性が高く仲間同士のコミュニケーションを大切にするといわれている

穏やかで人懐っこい、エネルギッシュで好奇心旺盛だといわれている。

警戒心が強く、敵対している相手には攻撃的になる場合がある。

 

プレーリードッグの価格

約30~70万円

*現在、日本では国内で繁殖した個体のみ販売が許可されている。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回はプレーリードッグについて解説しました。現在は輸入が禁止されたことで価格が高騰化していますが、愛らしい見た目と人懐っこい性格から依然として人気が高いです。

『ネコ科最大最強』トラについて徹底解説!

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当記事では、最大最強のネコ科動物であるトラについて解説しています。特徴や歴史、種類、性格についてまとめているので、トラについて詳しく知りたい方は是非最後までご覧ください。

トラの特徴

学名 Panthera tigris

哺乳網食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される食肉類

分布(インド、タイ、中国、インドネシア、ネパール、バングラデシュラオスなど)

体長146~229㎝ 尻長60~110㎝ 体重65~306㎏ 

寿命 野生下では8~10年 飼育下では15~20年

性質 ・現存するネコ科動物の中では最大とされている。

   ・基本的に単独で行動し、縄張りを形成して生活をしている。

   ・メスよりオスの方が体が大きいとされている。

   ・寒い地域に生息しているトラの方が大型だといわれている。

   ・広大な土地を必要とする。子トラは母親と約2年間一緒に暮らし、その後自立する。

   ・赤褐色やオレンジ色の体色に黒い縞模様が特徴的。お腹など一部が白い。

   ・鼻面が太く短い、顎の力がとても強い。

   ・前足の筋肉が発達していて、獲物を押さえつけることができる。

   ・後足が前足より長く、跳躍に適しているとされている。

   ・ネコ科なのに水泳が得意。しかし、長距離を走るのは苦手。

   ・主にシカやイノシシなどの有蹄類を捕食する。

トラの歴史

トラは古くから飼育されており、古代ローマではトラを円形劇場に展示されたり、犯罪者の公開処刑に利用したりしていた。13世紀にはモンゴル皇帝のフビライ・ハーンもトラを飼育していたといわれている。中世以降、多くのトラがヨーロッパの動物園(見世物小屋)で飼育され、上流階級の娯楽として人気となった。1758年にカール・リンネによって初めて正式に公表され、「Felis tigris」という学名がつけられた。19世紀になると動物園は一般にも公開され、民衆の間でも人気が高まったことで飼育個体数は急増した。1929年にはイギリス人のレジナルド・イネス・ポーコックによってヒョウ属に分類され、「Panthera tigris」という新たな学名がつけられた。1987年にフーリエ解析研究が行われ、トラの縞模様の空間周波数は環境と一致していることから、トラの縞模様は樹木や長い草などの植生のカモフラージュに有利であると考えられている。20世紀以降、違法取引や狩猟などの影響でトラの生息数は激減しており、多くの種が絶滅した。現存する種も絶滅危惧種に認定され、現在ではトラはワシントン条約附属書Ⅰで国際的に保護されており、生きたトラの取引は禁止されている。日本では、ヒョウ属単位で特定動物に指定され、2019年に愛玩目的での飼育が禁止された。

現存するトラの種類

1.ベンガルトラ・・・2番目に大きいトラ。短毛で他の種と比べ縞模様が少なく、肩や胸に縞模様がない場合もある。頬や耳介の内側は白い毛で被われている。

2.アムールトラ・・・ネコ科の中で最も大きい。長毛で冬は毛の長さが3倍以上になり、尻尾は黒と白の体毛で被われている。イエネコとDNAが95.6%同じである。

3.インドネシアトラ・・・縞模様が細くて短い。古代に他の種から分岐した考えられており、近年の調査でアムールトラと遺伝的に極めて近縁であることが判明している。

4.スマトラトラ・・・最も小さいトラ。他の種と比べ縞模様が多く幅が広い、肩部より後ろは2本ずつ束になっている。唯一島に生息している。

トラの性格

社会性が低く、マイペースで単独行動を好むとされている。

警戒心が強く縄張り意識が強いため、敵に対しては攻撃的なる

子トラ時代から飼育すれば人によく懐く子が多いとされている。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回はトラについて解説しました。最大最強のネコ科動物とも称されるトラ、古代から強さの象徴とされ現代でも根強い人気があります。しかし、近年では生息数が激減したことで絶滅危惧種認定され、国際的に保護活動が行われている。

レッサーパンダについて徹底解説!特徴や歴史、性格について!

 

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当記事では、レッサーパンダの生態について解説しています。特徴や歴史、性格についてまとめているので、レッサーパンダについて詳しく知りたい人方是非最後までご覧ください。

レッサーパンダの特徴

学名 Ailurus fulgens

哺乳網食肉目レッサーパンダレッサーパンダ属 夜行性または薄明薄暮

分布(インド北東部、中華人民共和国四川省)、ネパール、ブータンミャンマー北部)

体長50~63.5㎝ 尻長28~48.5㎝ 体重3~6㎏ 寿命8~10年(飼育下では約15年)

性質 ・標高1500~4800mにある温帯・亜熱帯の森林や竹林に生息する。

   ・群れは作らず単独で縄張りを形成し生活する。オスはマーキングでし縄張りを主張する。

   ・全身は長く柔らかい体毛で覆われ、足裏も体毛で覆われる。

   ・背面は赤褐色で、腹面や四肢・耳介外側は黒い。

   ・耳介はやや大型の三角形。指趾の数が5本。爪を少しだけ引っ込めることができる。

   ・前足の種子骨が指状の突起に変化し、指と向き合っているため物をつかめることができ、頭を下向きにして樹を降りることができる。

   ・主にタケやタケノコを食べるが、小型哺乳類や昆虫、鳥類の卵、果物なども食べる。

   ・鳴き声は1~3月にかけての発情期に最もよく見る。

   ・2歳で人間の20歳前後に相当し、子どもを産めるようになる。繁殖様式は胎生。

   ・3歳からは1年ごとに人間の4歳分の歳をとる。

   ・威嚇をする時は、後ろ足で立ち上がり手をバンザイして、自身を大きく見せる。

   ・天敵としてユキヒョウやテンなどがいる。  

レッサーパンダの歴史

1825年にフランス人のフレデリック・キュヴィエによって初めてヨーロッパで公表され、「Ailurus fulgens」という学名がつけられた。フレデリック氏の記述はインド北部で産出された歯や皮膚、顎の骨、足、歯などの動物学的標本とアルフレッド・デュヴォーセルの記述に基づいている。1821年にはトーマス・ハードウィックがレッサーパンダについて記述していたが、トーマス氏の論文は1827年に出版された。20世紀初め、多くの科学者がレッサーパンダをアライグマ科に分類し、レッサーパンダジャイアントパンダの親戚だと考えていたが、後年の研究でジャイアントパンダはクマ科であることが判明した。1982年の研究では、この種をレッサーパンダ科に分類し、1995年にはミトコンドリア分析によりレッサーパンダはアライグマ科と密接な関係にあることが判明した。21世紀に入るとさらに研究が進み、レッサーパンダはアライグマ科、イタチ科、スカンク科を含むイタチ上科に分類され、2020年にはサンプルを遺伝子解析した結果、インド北部と中国のレッサーパンダの個体群は約25万年に分離していたことが明らかになった。現在、レッサーパンダは違法取引や森林破壊などの影響で数が減少しており、絶滅危惧種に認定されている。

レッサーパンダの性格

警戒心が強く何か異常が見られるとすぐに攻撃態勢に入る。

見た目に反して凶暴な一面があり、怖がりで縄張り意識がとても強い。

動物園で飼育されている個体は穏やかなものが多いとされている。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回はレッサーパンダの生態について解説しました。レッサーパンダはその可愛らしい外見から非常に人気が高い動物です。しかし、近年では絶滅危惧種に認定され、レッサーパンダが生息している国では保護活動が活発化しています。日本は飼育数が世界でもトップクラスに多くレッサーパンダの繁殖に貢献しています。

コアラの生態について徹底解説!特徴や歴史、性格について

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当記事では、コアラの生態について解説しています。特徴や歴史、性格にまとめているので、コアラについて詳しく知りたい人は是非最後までご覧ください。

コアラの特徴

学名 Phascolarctos cinereus

哺乳網双前歯目コアラ科コアラ属に分類される有袋類 薄明薄暮

分布(オーストラリアのクイーンズランド州南東部、ニューサウスウェールズ州東部、ビクトリア州南オーストラリア州南東部)

体長64.8~82㎝ 体重4.1~14.9㎏ 寿命 野生では10~12年 飼育下では15~20年

性質 ・熱帯雨林、温帯のユーカリ林、疎林などに生息する。

   ・基本的に群れを作らず、単独で行動する。巣を持たない。

   ・1日のうち18~20時間を寝て過ごす。

   ・地上に降りることは稀だが、木から移動する際に地上に降りたりする。

   ・数mほどであれば樹間を飛び移ることもできる。

   ・水分は食物からのみ摂取し、直接水を飲むことは稀である。

   ・ユーカリの葉やアカシア、ティーツリーの葉や芽を食べる。

   ・盲腸で発酵させることでユーカリの毒素を分解し、消化吸収する。

   ・樹上生活に適応しており、脂肪は少なく筋肉質である。

   ・恒温動物であり、体温は36℃ほぼ一定である。

   ・メスは育児嚢を持ち、この中に乳首を2つを持っている。

   ・繁殖様式は胎生。発情期は春の9月~夏の2月までである。

   ・天敵は大きな猛禽類、ニシキヘビ、ディンゴ、野犬、キツネなど。

   

コアラの歴史

コアラがヨーロッパ人によって初めて目撃されたのは、1798年1月26日にジョン・ハイターの使用人であったジョン・プライスがシドニー西部のブルーマウンテンズを探検している時であり、プライス氏は「先住民がCullawineと呼ぶ動物がいた。」と記録している。1802年にはフランシス・バラリアーも目撃記録し、1810年になるとジョージ・ペリーが博物学の著作「アルカナ」でコアラの写真を公表した。1816年にはアンリ・ブランヴィルによって「Phascolarctos」という属名が与えられ、翌年にはゲオルク・アウグスト・ゴルトフスにより「cinereus」という種小名が与えられた。1881年にイギリスのロンドン動物学会はようやく生きたコアラを入手したが、検察官のウィリアム・アレクサンダー・フォーブスによるとこのコアラは事故死してしまったという。1915年、アメリカのサンディエゴ動物園がコアラの飼育を始めたが、コアラの生息数が減少するとオーストラリア政府は海外へ輸出することを禁止した。1980年に法が改正されるまでオーストラリアとサンディエゴ動物園でしか見ることができなかった。日本では、1984年にオーストラリアのタロンガ動物園から東山動植物園多摩動物公園鹿児島市平川動物公園の3園にオスが2頭ずつ贈られ、1986年には鹿児島市平川動物公園でコアラの飼育下繁殖に成功した。近年では、大規模森林火災などの影響によりクイーンズランド州ニューサウスウェールズ州に生息するコアラは絶滅の危機に瀕している。

コアラの性格

可愛らしく大人しそうな見た目に反して、勇猛果敢だといわれている。

縄張り意識が強く、侵入者を嚙んだりするなど荒々しい一面がある。

繊細でストレスに弱く、スキンシップはあまり好きではない。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回はコアラの生態について解説しました。可愛らしい外見から世界中で人気になったコアラ、近年では森林火災などの影響で生息数が減ってしまいました。一部の地域では絶滅滅危惧種に認定されており、現在、世界中でコアラの保護活動が行われています。