『百獣の王』ライオンの生態について解説! 

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当記事では、ライオンの生態について解説しています。特徴や歴史、性格についてまとめているので、ライオンについて詳しく知りたい人は是非最後までご覧ください。

ライオンの特徴

学名Panthera leo

哺乳網食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される食肉類

分布(アフリカ大陸のサブサハラ、インド)

体長140~250㎝ 尾長70~105㎝ 肩高107~123㎝ 体重120~225㎏ 

寿命 野生では8~15年  飼育下では20年以上

性質 ・ネコ科ではトラに次いで2番目に大きな種である。

   ・ネコ科で唯一性的二形が明瞭な種であり、雄雌で外見がまったく異なる。

   ・ライオンの体重に置ける骨格筋率は58.8%で、これは哺乳類最高比率である。

   ・オス1~3頭、15頭までのメスと幼獣からなるプライドを形成して生活する。

   ・歩行速度は時速58㎞に達するが250m程度しか維持できない。

   ・獲物が多い場合は20時間休むが、獲物が少なくなると1日中活動する。

   ・狩りは主にメスが集団で行い、扇形に散開しながら獲物に忍び寄る。

   ・オスは基本的に他のオスから縄張り内のメスを守る。

   ・主に50~500㎏の中型から大型の哺乳類を食べる。

   ・1回の交尾は約20秒で、1日に最高で50回以上交尾を行うことがある。

   ・妊娠期間は98~114日。プライドから離れ、1回に1~6頭の幼獣を産む。

   ・オスは生後4~6年、メスは生後3年で大人になる。

   ・オスは4~5歳になると他のプライドのオスたちと縄張りを争うようになる。

ライオンの歴史

後期旧石器時代の壁画にもその姿が描かれており、古代ではヨーロッパ広域にも分布していたと考えられている。紀元前850年にはアッシリア王によって飼育され、アレクサンドロス3世もまた北インドからライオンを献上されたといわれている。13世紀になるとヨーロッパの貴族や王族の間で「動物園」が流行り初め、17世紀頃までにはハーレムと呼ばれ、驚異の部屋の延長として当時は見世物小屋という名も定着していき、18世紀頃になると見世物小屋は大衆に開かれるものとなった。昔の飼育環境は劣悪なものだったが、19世紀後半にロンドン動物園で大きく住みやすいケージがつくられたことにより、飼育環境が一変した。20世紀初めには、ドイツ人のカール・ハーゲンベックがより本来の生態に合うような囲い込み法を考案をした。これは開けた敷地を設けて砂利を混ぜた岩石をつくり、柵の代わりに堀割を備えたものだった。このデザインはその後、オーストラリアのメルボルンシドニーなどで取り入れられている。20世紀後半になると、敷地はさらに広げられ、自然環境になぞらえるとともに、鉄網や薄いガラスが使用され、見物客はライオンをより近くで観察できるようになった。現在ではライオンの飼育環境は自然の生活環境に非常に近いものになっている。日本では1931年にエチオピア帝国使節団が訪日した際に、昭和天皇へのお土産としてつがいのライオンが贈られ、「アリー」と「カテリーナ」と名付けられて上野動物園で飼育された。翌年と翌々年に子供を産み、各地の動物園に贈られた。

ライオンの性格 

ネコ科の動物の中では比較的穏やかだといわれている。

賢く社会性が高い。臆病な一面があるとされている。

闘争心が強く縄張りを荒らすものには、攻撃的になる。

命の危険がない限り自分から人を襲うことはあまりない。

飼育下のライオンは人間に慣れており、おとなしい個体多い。

家猫に似ている面も多いとされている。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回はライオンの生態について解説しました。ライオンは歴史がとても長く、昔は主に王族や貴族が飼育していたが、民衆の間でも徐々に存在が知られるようになり、現在では迫力のある外見から「百獣の王」と呼ばれ、世界中で大人気の動物になりました。

人気のハムスター3種についてそれぞれ徹底解説!

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当記事では、ゴールデンハムスタージャンガリアンハムスター、ロボロフスキーハムスターについてそれぞれ解説しています。特徴や歴史、性格、価格についてまとめています。ハムスターが好きな方やハムスターを飼っている方などは是非最後までご覧ください。

ゴールデンハムスター

【特徴】:哺乳網齧歯目キヌゲネズミ科ゴールデンハムスター属に分類される。

     分布(シリア、トルコ、レバノンイスラエル

     体長14~17㎝ 体重100~200 寿命2~3年

     野生では特定の巣を持たず朝まで餌を探して20㎞を移動する。

     単独で行動し、夜行性のため昼間はほとんど寝ている。

     他のハムスターと比べても鳴くことはあまりない。

 

【歴史】:18世紀後半にシリアに在住していた2人のスコットランド人医師が執筆・編集した「アレッポの自然史」の第2版に記載された19世紀半ばになるとイギリス人のジョージ・ロバート・ウォーターハウスによって「ゴールデンハムスター」と名付けられた。20世紀前半にはエルサレムヘブライ大学の教授であるイスラエル・アハロニはシリアで母親と12匹の子どものゴールデンハムスターを捕獲した。その後、ハムスターは実験動物としてエルサレムで飼育され、子孫はイギリスに輸出しウェルカム科学研究局の管理下に置かれた。翌年には数匹がロンドン動物学会に寄贈され、これから数年後、これらの子孫は民間のブリーダーに引き継がれた。

 

【性格】:人懐っこくおっとりしている、穏やかで初心者でも飼いやすい。

     ストレスに弱く縄張り意識が強いため、多頭飼いには向いていない。

     探求心が強くマイペース、頭が良く大人しい子が多い。

 

【価格】:500~1500円

*キンクマハムスターはゴールデンハムスターを品種改良したものです。

ジャンガリアンハムスター

【特徴】:哺乳網齧歯目キヌゲネズミ科ヒメキヌゲネズミ属

     分布(カザフスタン、シベリア、中国北部、ジュンガル盆地

     体長7~11㎝ 体重32~44g 寿命2~2年半

     欧米では「ウィンターホワイトドワーフハムスター」と呼ばれている。

     足の裏に毛が生えており、地面から体温が奪われないようになっている。

     野生では地中に複雑なトンネルを掘って、巣穴にしている。

 

【歴史】:18世紀後半にプロイセン人のピーター・サイモン・パラスによって初めて齧歯類として記載され「Mouse sungorus」と名付けられた。20世紀前半にアメリカ人のネッド・ホリスターによりヒメキヌゲネズミ属に分類され、5年後にはイギリス人のオールドフィールド・トーマスによりキヌゲネズミ科に分類された。20世紀半ばには「Phodopus sungorus」に改名され、20世紀後半ばになると西シベリアで4個体が捕獲され、ドイツのマックスプランク研究所に持ち込まれた。昔はキャンベルハムスターの亜種と考えられていたが、現在ではジャンガリアンハムスターとキャンベルハムスターは別の種と考えられている。

 

【性格】:大人しく物腰が柔らかい、友好的なためペットに適してる。

     環境の変化に弱くストレスを感じると嚙んでくる場合がある。

     性格には個体差があり、神経質で警戒心が強い子もいる。

 

【価格】:500~1200円

ロボロフスキー

【特徴】:哺乳網齧歯目キヌゲネズミヒメキヌゲネズミ属

     分布(カザフスタン、モンゴル、ロシア連邦トゥヴァ共和国

     体長7~10㎝ 体重15~30g 寿命2~3年

     世界最小のハムスターで観賞用として知られている。

     野生では砂漠や草原に生息し標高200~1450mの場所に住んでいる。

     体が小さくすばしっこいため、受診可能な動物病院が少ない。

 

【歴史】:19世紀後半にロシア人のフセヴォロド・ロボロフスキーによって発見されたが、20世紀前半にロシア人のコンスタンチン・A・サトゥーニンが観察するまで、約10年間、ロボロフスキーハムスターの研究は行われなかった。その後、アメリカ人のゲリット・スミス・ミラー・ジュニアによりヒメキヌゲネズミ属に分類された。20世紀後半にはイギリスに輸入されロンドン動物園で飼育されたが、繁殖には失敗した。それから、オランダなどの一部のヨーロッパ諸国で繁殖に成功し、現在イギリスにいるロボロフスキーハムスターはオランダから輸入された個体の子孫である。今日では、いくつかの国のペットショップで見られるようになった。

 

【性格】:怖がりで警戒心が強い、あまり懐かないが攻撃的ではない。

     縄張り意識が薄く多頭飼いがしやすいといわれている。 

     好奇心旺盛な一面があり活動的で運動量が多い。

【価格】:2000~3500円

 

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回はゴールデンハムスタージャンガリアンハムスター、ロボロフスキーハムスターについてそれぞれ解説しました。ゴールデンハムスタージャンガリアンハムスターは初心者向けでいっぱい触れ合いたい方、ロボロフスキーハムスターは上級者向けで、観賞用として楽しみたい方におすすめです。

カナリアについて徹底解説!特徴や性格などについて

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当記事では、カナリアについて解説しています。特徴や性格、歴史、価格についてまとめているので、カナリアに興味がある方は是非最後までご覧ください。

カナリアの特徴

スズメ目アトリ科カナリア属に分類される鳥類

分布(アゾレス諸島カナリア諸島マデイラ諸島

生息地:海抜1700mまでの高度にある果樹園や雑木林といった二次林

体長11~20㎝ 体重12~30g 寿命8~10年(20年以上生きた個体もいる)

性質:野生種は群れで行動し、小さな縄張りをそれぞれのペアで守る。

   高さ1~6mの木ややぶに小枝や苔、草など材料にカップ型の巣をつくる。   

   オスは野生種、飼養種のどちらも澄んだ美しい声でさえずる。

   毒物に敏感であることから毒ガス検知に用いられることがある。

カナリアの性格

  1. 臆病で警戒心が強くセキセイインコオカメインコ文鳥などと比べると懐きにくい。
  2. 自立心が高く、あまり構ってもらえなくてもストレスを感じることはない。
  3. 激しいスキンシップを好まないので、コンパニオンバードには向いていない。
  4. 雛から育てれば手乗りになるくらいには懐くことがあるが、初心者が雛から育てるのは大変だといわれている。

カナリアの歴史   

17世紀頃、スペイン人の船乗りによってヨーロッパの持ち込まれ、愛元鳥として品種改良された。当時は修道院の僧のみが本種の巣引き技術を有しており、捕まえたカナリアを繁殖させ、きれいな声でさえずるオスのみを販売していた。これにより供給が不足し価格が高騰化し、富裕層だけが飼うことができた。やがて、とあることをきっかけにイタリア人がメスの入手に成功し巣引きにさほどの技術を要さなかったことから、各地で繁殖され価格が安定したことで民衆の間でも飼育されるようになった。18世紀半ばには、スウェーデンのカール・リンネによって「System Naturae」の第10版の記載された。当初は、カナリアをヨーロッパセリンの亜種として分類し、フリンジラ属に割り当てていたが、数十年後、フランスのキュヴィエはそれらをカナリア属に再分類した。日本には江戸時代にオランダ人によって長崎に持ち込まれた。古来から日本ではとりのさえずりを楽しむ文化があったため、鳴き声が美しく可愛らしい見た目をしていたカナリアはあっという間に人気になっていた。当時は盛んに輸入され、武士や知識層に愛玩されたといわれている。

カナリアの種類

  1. レモンカナリア・・・もっとも一般的な品種として知られている。
  2. ホワイトカナリア・・・色変わりのカナリアとして近世に入り最初に開発された品種。
  3. レッドカナリア・・・南米のショウジョウヒワと交配し作出された品種。本来は淡い赤色だが、人参やカロテンなどの薬剤を餌に添加することで色揚げを図る。 
  4. リザード・・・現存するカナリアの中で最も古い品種。外見が野生種に似ている。羽毛には絹のような光沢がある。
  5. ノーウィッチ・・・イギリスで作出された品種でずんぐりとした体形で黄色やオレンジ色が好まれる。体長は16.5㎝以内という規定がある  
  6. ヨークシャー・・・イギリスで作出された品種でかつては小型の個体がが好まれていたが、現在では大型である。   

カナリアの価格  

カナリアの相場は15000~30000円  

まとめ   

最後までご覧いただきありがとうございます。今回はカナリアについて解説しました。昔からその愛らしい外見と美しく鳴き声から人々の間で人気がありました。カナリアは警戒心が強く懐くタイプではないので、たくさんコミュニケーションをとりたい人には向いていませんが、忙しくてあまり構ってあげられない人や観賞用として楽しみたい人にはオススメです。

      

人気が高いインコ・オウム10選! それぞれの特徴や性格などについて解説!

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当記事では、人気が高いインコ・オウム10選について解説しています。それぞれの特徴や歴史、性格、価格についてまとめているので、インコやオウムを飼ってみたい人や自分が飼っているインコやオウムについて詳しく知りたい人は、是非最後までご覧ください。

セキセイインコ

【特徴】:鳥網インコ目インコ科セキセイインコ属に分類される小型のインコ

     分布(オーストラリアを中心にほぼ全域)

     体長18~23㎝ 体重30~40g 寿命7~10年(ギネス記録は30歳)

     カラーバリエーションが豊かで5000品種以上存在する。

     小型のインコの中で最もしゃべるのが得意。

 

【歴史】:イギリス人のジョージ・ショーによって初めて紹介され、19世紀半ばにイギリス人のジョン・グルードがオーストラリア生息していたセキセイインコを母国に持ち帰り、ヨーロッパ中で人気が高まった。日本には明治時代に輸入され、そのカラフルで愛らしい外見と人懐っこい性格からペットとしての飼育が盛んになり、その後、インコブームの到来により更に人気が高まった。現在、世界では犬猫に次ぎ、3番目に人気の高いペットとして知られている。

 

【性格】:人懐っこく好奇心旺盛、飼い主に忠実でおしゃべりが得意で遊ぶのが好き。

     マイペースな一面があるが陽気でコミュニケーション能力が高い。

     基本的に個性豊かで穏やかな子が多い。

 

【価格】:約3000~10000円

オカメインコ

【特徴】:オウム目オウム科に分類される中型のオウム 

     分布(オーストラリア大陸の内陸部)

     体長30~35㎝ 体重80~100g 寿命15~25年(稀に30年以上生きる)

     冠羽と頬にあるオレンジ色の羽毛が特徴的。オウムの中で最小。

     雷など急に大きな音がするとオカメパニックを起こす場合がある。

 

【歴史】:18世紀後半、イギリス人のロバート・カーがオーストラリアに生息していたオカメインコを母国に持ち帰り、ペットとして広まった。20世紀半ばになると品種改良も行われ、現在では10種類以上の品種が存在する。日本には明治時代に輸入されたがセキセイインコなどと比べるとあまり人気が出ず、昭和時代までセキセイインコの10倍以上の値段で販売されていた。その後、インコブームが到来しオカメインコセキセイインコの次に人気が高くなった。

 

【性格】:繊細で優しい、飼い主とのスキンシップが好きで懐きやすい。

     寂しがり屋な一面がありで甘えん坊。賢く温厚で初心者でも飼いやすい。

     オスはおしゃべりで活動的。メスは大人しく静か。

 

【価格】:7000~40000円

コガネメキシコインコ

【特徴】:オウム目インコ科に分類される中型のインコ。

     分布(南アメリカ東海岸部)

     体長28~32㎝ 体重100~120g 寿命15~30年(野生では25~30年)

     メキシコインコの名がついているが、メキシコには生息していない。

     雛の時は背中の羽が黄色と緑の斑模様だが、成鳥になると黄金の羽に変化する。

 

【歴史】:コガネメキシコインコは18世紀半ばにスウェーデン人のカール・リンネが出版した「Systema Naturae」第10版に記載されている。日本には昭和時代に輸入され、ペットとしての歴史は浅いがその鮮やかな外見から人気が高い。しかし、現在では過度な乱獲により数が減少しており、絶滅に危機に瀕している。その為、野鳥保護法が制定され、アメリカやEU欧州連合)では輸入が禁止されている。今日では飼育下で繁殖したものを販売することが多い。

 

【性格】:エネルギッシュで甘えん坊、寂しがり屋で飼い主の傍にいたがる。

     おしゃべりは得意ではないが、器用で芸を覚えることができる。

     感情豊かでスキンシップが多い。遊ぶのが好き。

     

【価格】:80000~150000円

ワカケホンセイインコ

【特徴】:オウム目インコ科に分類される中型のインコ

     分布(南アジア、西アジア、アフリカ中部)

     体長37~40㎝ 体重120~130g 寿命25~30年

     リングネックパラキートとも呼ばれている。

     多数の言葉を覚え、ワカケダンスといった面白い行動をとる。

 

【歴史】:ワカケホンセイインコはヨーロッパで最初に存在が認知されたインコで、多くの学者に知られていたが、実際に見た人は少なかったされている。16世紀頃にはスイス人のコンラート・ゲスナーが出版した「動物史」の中に登場している。18世紀頃にギリシャに持ち込まれ、一部の間で飼育されていた。19世紀頃にヨハン・マテウス・ベヒシュタインによって正式に紹介され、一般化していった。日本には昭和時代から輸入され人気が高まっていった。

 

【性格】:神経質で人見知り、知らない人には攻撃的になる場合がある。

     とても知能が高くて人の顔を判別することができる。

     優しくして接してくれる人に懐く傾向がある。

 

【価格】:20000~40000円

コザクラインコ

【特徴】:オウム目インコ科ボタンインコ属分類される小型のインコ  

     分布(アフリカ南西部ナミビア共和国の半乾燥地域)

     体長15~18㎝ 体重40~60g 寿命5~15年(稀に20年以上生きる)

     パートナーへの愛情が深い事から「ラブバード」と呼ばれている。

     野生では巣穴で暮らしているので、止まり木で寝ないことが多い。

 

【歴史】:19世紀前半ににフランス人のルイ・ピエール・ヴィエイヨにより存在が知らされ、人懐っこく可愛らしい外見から、現在では世界中で人気になった。日本には大正時代にアフリカの鳥として紹介されたが、当時はとても高級で一般人は飼うことができなかった。一般化していったのは昭和時代になってからされているがボタンインコなどと比べると人気はいまいちだった。平成時代になるとアメリカからバリエーション豊富なコザクラインコが輸入され人気が高まった。

 

【性格】:愛情深く一途、好きな相手にはベッタリで甘えん坊で嫉妬深い。

     好き嫌いがが激しく、嫌いな人には攻撃的になる場合がある。

     基本的に人慣れしやすく情熱的な子が多い。

 

【価格】:6000~35000円

モモイロインコ

【特徴】:オウム目オウム科に分類される大型のオウム 

     分布(オーストラリア全域)

     体長35~38㎝ 体重350~400g 寿命30~40年(稀に50年以上生きる)

     英語ではGalah(ガラー)といい、アボリジニの言葉が由来。

     虹彩の色がオスは茶色、メスは赤色とされている。

 

【歴史】:19世紀前半にフランス人のルイ・ピエール・ヴィエイヨにより存在が知らされ、現在、世界ではその可愛らしい外見と愛嬌のある性格から人気が高いが、オーストラリアの農家にとっては作物を荒らす害鳥として知られている。モモイロインコは19世紀半ばに人為的にタスマニアに持ち込まれた。日本で飼育され始めた時期については分かっていないが、日本の気候に適応しやすくオウムの中でも飼いやすいため、近年では日本でも人気が高まり、ペットとして注目されている。

     

【性格】:明るくポジティブ思考、好奇心旺盛で初対面の相手にも友好的。

     遊ぶのが好きでスキンシップが激しい、コミュニケーションを大切にする。

     怒られてもすぐに忘れるので、躾がしにくい。

 

【価格】:300000~800000円

ゴシキセイガイインコ

【特徴】:オウム目ヒインコ亜科に分類される中型のインコ

     分布(オーストラリア、インドネシア東部、パプアニューギニアなど)

     体長25~30㎝ 体重130~140g 寿命15~20年

     英語ではRainbow Lorikeet(レインボーロリキート)と呼ばれている。

     オスとメスの見た目が同じで、性別の判断がしにくい。

 

【歴史】:18世紀後半にドイツ人のヨハン・フリードリヒ・グメリンによって正式に登録された。20世紀半ばに西オーストラリア州南西部に誤って放たれ、それ以来害鳥とされている。21世紀になるとオーストラリアのゴシキセイガイインコはココナッツ、レインボー、レッドカラーロリキートの3種類に分けられるようになった。日本で飼育され始めた時期については分かっていないが、現在ではその鮮やかで美しい外見から人気が急激に高まっている。

 

【性格】:無邪気でフレンドリー、知能が高く言葉を覚えることがある。    

     強いストレスを感じると狂暴化し嚙んでくる場合がある。

     活発的でコミュニケーションをとりたがる。

【価格】:70000~180000円

ヨウム

【特徴】:オウム目インコ科に分類される大型のインコ

     分布(アフリカ西海岸の森林地帯、ガーナからビクトリア湖周辺など)

     体長28~39㎝ 体重400~500g 寿命40~60年

     人間に例えると5歳児くらいの知能があるとされている。

     生息地によりサイズが大きく異なるとされている。

 

【歴史】:18世紀半ばにスウェーデン人のカール・リンネが出版した「Systema Naturae」第10版に記載されている。21世紀にの発表された個体群調査によると20世紀後半から90%以上減少し、絶滅危惧種に認定されている。そのため、近年ではワシントン条約により国際取引が禁止され、販売されているものはブリーダーが繁殖したものに限る。現在、日本ではインコの中でトップクラスの知能と穏やかで飼いやすい性格から人気が高まっている。

 

【性格】:穏やかで臆病、賢く友好的で他の動物とも仲良くできる。

     好奇心旺盛で自己主張が激しく嫉妬深い一面がある。

     基本的にデリケートで愛情深い子が多い。

 

【価格】:400000~700000円

タイハクオウム

【特徴】:鳥綱インコ目オウム科オウム属に分類される大型のオウム

     分布(インドネシア

     体長44~55㎝ 体重500~630g 寿命40~60年

 

【歴史】:18世紀後半にドイツ人のフィリップ・ルートヴィヒ・スタティウス・ミュラーによって初めて紹介され、現在では純白で美しい羽毛と知能の高さから世界中で人気になった。しかし、近年では違法取引の影響により数が減少しており、特にフィリピンへの密輸は全体の40%を占めている。そのため、日本に輸入されるタイハクオウムの数は毎年10羽程度に限定されおり、手に入れるのはとても困難とされている。環境への順応が高く、人に懐きやすい性格から日本でも人気が高い。

 

【性格】:優しくおっとりしている、比較的大人しく飼いやすい。

     賢く記憶力に優れているので、色々な事を学習できる。

     基本的に社交的で甘えん坊な子が多い。

【価格】:500000~900000

ルリコンゴウインコ

【特徴】:オウム目インコ科コンゴウインコ属分類される大型のインコ

     分布(南アメリカ大陸パナマ南部、ブラジルの熱帯雨林など)

     体長76~86㎝ 体重900~1300g 寿命50~60年(稀に60年以上生きる)

     世界最大級のインコの一つと言われている。

     生息地によって羽毛にはわずかなバリエーションがあるとされている。

 

【歴史】:18世紀半ばにスウェーデン人のカール・リンネが出版した「Systema Naturae」第10版に記載され、18世紀後半にフランス人のベルーナル・ジェルマン・ド・ラセペードがコンゴウインコ属という属名を提案した。ルリコンゴウインコは現存する8種のうちの一つである。インコの中でもおしゃべりが得意なのと印象に残る外見から現在では世界中で人気になった。日本では一部の動物園などで見ることができ、愛好家からは非常に人気が高い。

 

【性格】:大人しく物腰が柔らかい、学習能力が高くいたずら好き。

     好奇心旺盛で犬のような性格のインコと言われている。

     基本的に甘えん坊で寂しがり屋な子が多い。

【価格】:400000~2000000円

 

注意点

①インコ・オウムの野生化・・・近年、日本では関東地方を中心にペットとして飼われていたインコ・オウムの一部が野生化し社会問題になっている。特にセキセイインコやワカケホンセイインコは数が激増していて在来種にに多大な影響を及ぼしている。

 

鳥インフルエンザ・・・冬に飛来する渡り鳥が日本に鳥インフルエンザを持ち込んでいると考えられている。インコやオウムも感染する危険性があるため、野外には出さずに野鳥との接触を避ける。日光浴をしたい場合は、鳥用の紫外線ライトを使う。

 

③騒音・・・アパートなどの集合住宅でインコやオウムを飼う場合は隣人との騒音トラブルを避けるために鳥のケージを防音シートで覆う、床や壁に防音材を貼る、躾をしっかりするなどの騒音対策をする。

 

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回は人気が高いインコ・オウム10選について解説しました。インコやオウムは性格と外見がバラバラなので、飼う事を検討している場合は、インコやオウムが住みやすい環境を整え、騒音対策、脱出対策などを徹底しましょう。

尻尾の動きでわかる猫の気持ちについて解説!

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当記事では、尻尾の動きでわかる猫の気持ちについて解説しています。尻尾を先だけ動かすのは? 尻尾を膨らませるのは? 尻尾を巻き付けてくるのは? 猫を飼っている方や猫が好きな方などは是非最後までご覧ください。

尻尾の先だけ動かす

・飼い主の呼び掛けに対して、動くのが面倒くさいから尻尾で返事をしている。

・鳥や虫など気になるものが近くにあり観察している。

・警戒している、考えて事をしている。

尻尾を床にたたきつける

・今は機嫌が悪いから、近づかないでと警告している。

・キャットフードが好みじゃない・遊び足りないなど、生活環境に不満がある。

・母猫の場合は、尻尾を猫じゃらし変わりにして、子猫と遊んでいる。

尻尾を膨らませる

・嫌いな人や知らない動物が、自分の縄張りに入って来て恐怖や怒りを感じている。

・好きなおやつをもらえる・遊んでもらえるなど嬉しいことがあり興奮している。

・嫌な事をされて拒絶している、急に大きな音がして驚いている。

尻尾をゆっくり揺らしている

・機嫌が良くてリラックスしている、喜んでいる。考え事をしている。

・鳥や虫など気になるものが近くにあり観察している。

・飼い主の呼び掛けに対して、動くのが面倒くさいから尻尾で返事をしている。

尻尾を真っ直ぐ立てる

・飼い主に構ってほしい・甘えたいと思っている。

・ご飯をもらえるなど嬉しことがあった。飼い主の呼び掛けに返事ををしている。

・自己アピール、飼い主のことが大好きで信頼している。

尻尾を巻き付けてくる

・飼い主にマーキングをして、自分のものだと主張している。

・飼い主が大好きで愛情表現をしている。

・仲間として認められると信頼の証として巻き付けてくる。

尻尾をプルプルと震わせる

・好きなおやつをもらえる・遊んでもらえるなど嬉しいことがあり興奮している。

・飼い主に構ってほしい・甘えたいと思っている。餌などを要求している。

・イライラしている。鳥や虫など気になるものが近くにあり観察している。

尻尾を足の間に挟む

・喧嘩で敗北を認めたときに、自身を小さく見せている。

・嫌な事をされて恐怖を感じている。しつこく触られて不快に思っている

・今は機嫌が悪いから、近づかないでと警告している。

尻尾を下げている

・飼い主に怒られて落ち込んでいる。寂しさを感じている。

・今は機嫌が悪いから、近づかないでと警告している。

・嫌な事をされて恐怖や不安を感じている。防御態勢。

  *元気がなかったり食欲不振の場合は、体調不良の可能性があります!

尻尾を小さく早く揺らしている

・嫌な事をされて恐怖や不安を感じていてる。落ち着かない

・今は機嫌が悪いから、近づかないでと警告している。

・知らない人や動物に反応している。闘争心の表れ。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回は尻尾の動きでわかる猫の気持ちについて解説しました。猫の尻尾はとても感情豊かです。尻尾の動きの意味を知ることで、機嫌がいいor機嫌が悪いの区別が簡単につき、体調が悪い時もすぐに気づくことができます。

【保存版】犬がかかりやすい病気6選! 症状や原因、治療法などについて解説!

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当記事では、犬がなりやすい病気について解説しています。それぞれの症状、原因、治療・予防法、かかりやすい犬種についてまとめているので、犬を飼っている人は是非最後までご覧ください。

【症状】:①食欲不振、餌の量が変わっていないのに体重が減っている

     ②咳、鼻血、くしゃみ、嘔吐、下痢、便秘、血尿など

     ③ぐったりしている、痛がっている、呼吸困難、痙攣、麻痺など

     ④皮膚にしこりやイボができる、腹囲膨満

 

【原因】:①添加物の多いドッグフード、餌の与え過ぎ

     ②ホルモン、遺伝的要因、化学的要因(受動喫煙、農薬、殺虫剤など)

     ③運動不足、老化による免疫力の低下

     ④環境の変化やコミニケション不足によるストレス

 

【治療法】:化学治療(抗がん剤)、放射線治療、外科治療など。

【予防法】:病院を受診する、バランスの良い食事、サプリメント(ビタミン、ミネラル、βグルカン、オメガ3など)、適度な運動をする、ストレスを与えないようにする

【犬種】:ゴールデンレトリバーラブラドールレトリバーミニチュアシュナウザー、パグなど。

外耳炎

【症状】:①頻繫に耳を掻いたり、こすったりする

     ②耳が赤い、耳から悪臭がする、耳垢が出る

     ③耳を触ろうとすると痛がる

     ④耳道が狭くなっている

    

【原因】:①食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、接触性アレルギー

     ②耳にミミヒゼンダニなどの寄生虫が寄生する

     ③砂、抜け毛、小さな虫などの異物が耳に入る

     ④細菌や真菌などの菌が増殖する

     ⑤高温多湿、雨の中の散歩やお風呂の時に耳の中に水が入る

 

【治療法】:耳の中を洗浄する、点耳薬を耳に塗る。

【予防法】:病院を受診する、定期的に耳掃除や適切なケア、爪を切ってやすりをかける、定期的な換気、ドッグフードの成分を確認する、ノミ・ダニの予防薬を与える

【犬種】:ゴールデンレトリバーフレンチブルドッグアメリカンコッカースパニエル、ビーグルなど。

皮膚病

【症状】:①かさぶたができる、フケが多い、抜け毛が増える

     ②悪臭がする、脂漏症(皮膚や毛が脂っぽい)

     ③かゆがる、水ぶくれなどの発疹が出る

     ④皮膚が赤い、皮膚が黒ずむ、皮膚が厚くなる

     

【原因】:①ノミやダニなどの寄生虫が寄生・吸血する 

     ②食物アレルギー、接触性アレルギー

     ③細菌や真菌などの菌が増殖する

     ④体質、内臓疾患、腫瘍、老化による免疫力の低下

     ⑤ストレス、高温多湿、皮脂の過剰分泌

 

【治療法】:内服薬や外用薬、シャンプー、スキンケア、ノミやダニの駆除、注射。

【予防法】:病院を受診する、定期的な換気、ストレスを与えないようにする、ノミやダニの予防薬を与える、ドッグフードの成分を確認する、サプリメント(ケルセチン、オメガ3、タンパク質、ビタミン、乳酸菌など)

【犬種】:ヨークシャーテリア、柴犬、ウエストハイランド、シーズなど。

ヘルニア

【症状】:①触ろうとすると痛がる、運動を嫌がる

     ②腹痛、嘔吐、便秘、下痢、失禁

     ③腹囲膨満、麻痺、歩行障害

     ④元気がない、咳、息切れ、呼吸困難

 

【原因】:①遺伝的要因、老化による筋肉の衰え

     ②過度な運動、事故などの外的要因

     ③運動不足、餌の食べ過ぎ

     ④急に激しい動きをする    

 

【治療法】:温熱療法、薬の投与、外科治療、内科治療、細胞治療など。

【予防法】:病院を受診する、適度な運動をする、バランスの良い食事、体に負担をかけない、サプリメント(ペプチドコラーゲン、グルコサミン、ヒアルロン酸、コンドロイチンなど)

【犬種】:ミニチュアダックスフンドコーギー、ビーグル、トイプードルなど。

てんかん

【症状】:①痙攣、意識障害、神経質になる

     ②よだれが止まらない、失禁

     ③そわそわする、興奮状態になる

     ④体が硬直する、体が脱力する

 

【原因】:①遺伝的要因、化学的要因(農薬、除草剤、殺虫剤など)

     ②病気の後遺症、事故などの外的要因

     ③環境の変化やコミュニケーション不足によるストレス

     ④神経細胞に障害が起きる、ウイルス感染

 

【治療法】:抗てんかん薬の投与

【予防法】:現時点では、てんかんの予防法は存在しないです。

【犬種】:ラブラドールレトリバー、ボクサー、シベリアンハスキー、ビーグルなど。

腸炎

【症状】:①食欲不振、元気がない

     ②嘔吐、下痢、血便、血吐

     ③体重が減る、腹痛、脱水症状

     ④お腹を触ると嫌がる

 

【原因】:①ストレスによる自律神経の乱れ

     ②食物アレルギー、餌の食べ過ぎ

     ③コクシジウムや回虫などの寄生虫が寄生する

     ④細菌やウイルス感染、消化不良

     ⑤遺伝的要因、化学的要因(農薬、除草剤、有毒植物など)

     

【治療法】:注射、点滴、内服薬、食事療法、寄生虫の駆除、異物の撤去など

【予防法】:病院を受診する、ストレスを与えない、ドッグフードの成分を確認する、ノミやダニの予防薬を与える、誤飲誤食に気を付けてる、バランスの良い食事

【犬種】:ミニチュアダックスフンドコーギーミニチュアシュナウザー、ビーグルなど。

 

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回は犬がなりやすい病気について解説しました。遺伝的なものもありますが、犬の病気の多くは病院を受診する、バランスの良い食事、適度な運動で予防することができます。犬に長生きしてほしい人は健康管理に気を付けましょう。

番犬に向いている犬種6選!性格や歴史などについて解説!

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当記事では、柴犬やドーベルマンなど番犬に向いている犬種について解説しています。特徴、歴史、性格、価格についてまとめているので、犬が好きな人、犬を飼ってみたい人は是非最後までご覧ください。

ジャーマンシェパード

【特徴】:原産国(ドイツ) 短毛・長毛(ダブルコート) 体高55~65㎝ 体重25~40㎏ 寿命10~13年 ジャーマンシェパードは「ドイツの牧羊犬」という意味です。 

【歴史】:19世紀にドイツで優秀な軍用犬を作り出そうとする計画が立てられていました。そこで、ドイツ軍人のステファニッツ氏は世界中から優秀な犬種を集め、基礎犬となる候補を探しました。その中でも特に秀でた能力を持っていた「オールド・ジャーマン・シェパード」という犬種に目を付け、改良や繁殖を繰り返した結果、現在のジャーマンシェパードが誕生し、ステファニッツ氏の指導のもと、ジャーマンシェパードの標準が定められました。

【性格】:冷静沈着で忠誠心が強い、他人に対しては警戒心が強いが、家族には愛情深く温厚です。自信家な一面もありますが知能が高く運動で躾や訓練も苦にならない子が多いとされています。

【価格】:25~50万円くらいです。

ドーベルマン

【特徴】:原産国(ドイツ) 短毛(シングルコート) 体高60~70㎝ 体重30~45㎏ 寿命10~13年 筋肉質で引き締まった体型から「犬のサラブレッド」と呼ばれています。

【歴史】:19世紀にドイツのテューリンゲン地方で、税金徴収官として働いていたドーベルマン氏は、自身を守ってくれる優秀な警護犬が欲しいと考え、オールドジャーマンシェパードを基礎犬としマンチェスターテリア・グレイハウンド・ロットワイラーなどの犬種と交配し現在のドーベルマンが誕生しました。19世紀には犬種クラブが設立され、ドイツのケネルクラブに犬種として公認されました。その後、警察犬、軍用犬として活躍しました。

【性格】:穏やかで好奇心旺盛、警戒心が強く知らない人には攻撃的になる場合がありますが、家族には素直で甘えん坊です。繊細な一面もありますが、勇敢で聡明な子が多いとされています。

【価格】:20~50万円くらいです。

ロットワイラー

【特徴】:原産国(ドイツ) 短毛(ダブルコート) 体高55~70㎝ 体重40~60㎏ 寿命8~10年 世界で不況が起きた際は、「生きた金庫」として人々から重宝されました。

【歴史】:ロットワイラーの歴史は古く、紀元前にローマ軍が番犬として飼育されていたモロシア犬の犬が先祖とされています。ローマ軍がスイスに侵攻の際にも同行し、侵攻のルートであったドイツに定着しました。その後、ドイツで牧牛犬として改良され、現在のロットワイラーが誕生しました。19世紀には牧牛犬の仕事が機械に奪われてしまいますが、優秀だったため警護犬として活躍し、20世紀には警察犬、軍用犬として承認されました。

【性格】:勇敢で大胆不敵、主従関係を築けないと凶暴になる場合がありますが、しっかりと躾ると、穏やかで忍耐強いです。警戒心が強いが、家族には従順で甘えん坊が多いとされています。

【価格】:20~40万円くらいです。

*初心者には飼育は難しいです。

柴犬

【特徴】:原産国(日本) 短毛・長毛(ダブルコート) 体高35~40㎝ 体重7~15㎏ 寿命12~15年 DNA分析からはオオカミに最も近い犬種の一つだと言われています。

【歴史】:有力な説として、柴犬の先祖は縄文時代から人々と一緒に暮らしていた縄文犬だと言われています。猟犬として重宝され、貝塚などの縄文遺跡には人の骨と共にたくさんの縄文犬が埋葬されました。縄文犬はその後、日本全国に分布し、柴犬として発展しました。20世紀には、種の保護活動の一環として国の天然記念物に指定されました。現代では、世界中で人気の犬種となり、アメリカやヨーロッパを中心に柴犬愛好家が増えています。

【性格】:恐れ知らずで自立心が強い、他者に対して警戒心が強く、環境の変化が苦手だが、家族には誠実で優しいです。飽きっぽい一面もありますが、用心深く愛嬌のある子が多いとされています。

【価格】:15~40万円くらいです。

秋田犬

【特徴】:原産国(日本) 短毛・長毛(ダブルコート) 体高60~70㎝ 体重35~50㎏ 寿命10~13年 日本人の間では「忠犬ハチ公」のエピソードが有名です。

【歴史】:秋田犬の先祖は東北地方に古来より存在していた「マタギ犬」だと言われています。マタギ犬は元々中型犬でしたが、江戸時代には洋犬の血が取り入れられ、現在の秋田犬が誕生しました。当時は闘犬として活躍しました。20世紀には闘犬が禁止され、秋田犬の存続が危ぶまれるようになりました。そこで、愛好家や研究者は秋田犬を改良・繁殖して、新しい秋田犬の標準が定められました。その後、天然記念物に指定されました。

【性格】:愛情深く我慢強い、威圧的な一面があり、他人には攻撃的になる場合がありますが、家族には忠実で温厚です。警戒心が強いが、家族思いでスキンシップが好きな子が多いとされています。

【価格】:10~30万円くらいです。

チャウチャウ

【特徴】:原産国(中国) 長毛種(ラフコート・スリムコート) 体高45~55㎝ 体重20~30㎏ 寿命10~13年 チャウチャウは他の犬種と違い「青黒い舌」を持っています。

【歴史】:紀元前から中国で飼育されている土着犬で、外見からサモエドやマスティフなどの犬種が先祖と推定されていますが、チャウチャウの特徴である青黒い舌のルーツは解明されていません。清の時代には、「海禁政策」が行われていたため、18世紀頃まで他国には存在しませんでした。19世紀にはイギリスが輸入し「中国の野生の犬」として、動物園で展示され話題になりました。その後、イギリス・ケンネルクラブで犬種として承認されました。

【性格】:物静かでマイペース、神経質な一面があり、他人には心を開きにくいですが、家族には従順で真面目です。頑固で自立心が強いが、冷静沈着で用心深い子が多いとされています。

【価格】:25~60万円くらいです。

*初心者には飼育は難しいです。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回は番犬に向いている犬種について解説しました。この記事に乗っている犬種は、しっかりと主従関係を教えないと凶暴になる危険があります。もし番犬が欲しいという人は良く考えてから飼いましょう。